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一級建築士の過去問 令和2年(2020年) 学科2(環境・設備) 問26

問題

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日照・日射・採光に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
昼光により室内の最低照度を確保するための設計用全天空照度には、一般に、暗い日の値である 5,000 lx が用いられる。
   2 .
頂側窓は、高所において鉛直や鉛直に近い向きで設置される窓をいい、特に北側採光に用いると安定した光環境を得ることができる。
   3 .
昼光率は、窓外に見える建築物や樹木の有無にかかわらず、室中央では一定の値となる。
   4 .
水平面天空日射量は、大気透過率が大きいほど、小さくなる。
( 一級建築士試験 令和2年(2020年) 学科2(環境・設備) 問26 )
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この過去問の解説 (3件)

12
1.〇
必要最低照度を確保するためには、暗い日(5000㏓)、標準状態としては頻度の多い普通の日(15000㏓)の値をとります。

2.〇
頂側窓(ハイサイドライト)を北側に設けることで、照度分布が均一になり、安定した光環境が得られます。

3.×
昼光率は天空からの直接昼光率と反射の影響がある間接昼光率の合計で求まります。
間接昼光率は建物や樹木の影響を受けます。

4.〇
天空日射量は、大気中の水蒸気や粉塵によって散乱して地表に到着する日射量です。
大気透過率が大きいと、水蒸気や粉塵が少ないことになるため、天空日射量は小さくなります。

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10
1 [正]
設問の通りです。
「快晴の青空」の設計用全天空照度は10.000lx、「特に明るい日(薄曇)」は50.000lxです。
設計用全天空照度と昼光率との積がその時の室内のある点の昼光照度になります。受照点における最低照度を確保する際は、暗い日の5,000lxがよく用いられます。

2 [正]
設問の通りです。
天窓をトップライトといいますが、頂側窓とはハイサイドライトといい、高所の側窓から光を取り入れる窓で、北側採光とすると直射日光がほとんど入らず、安定した光環境が得られます。

3 [誤]
受照面照度は、窓と受照面の位置、天井や壁面等の室内表面の反射率、窓外の建築物や樹木等による天空光の遮蔽等の影響を受けるため、昼光率はそれらを考慮して計算します。

4 [正]
設問の通りです。
日射量は、直達日射量と天空日射量に大別されます。
直達日射量→大気中を通り抜けて直接地表に達する日射量。
天空日射量→大気中の雲や塵で乱反射してから地表に達する日射量。
大気透過率が高い=雲や塵がない=乱反射がない事を示します。
したがって天空日射量は小さくなります。

8
正解は3です。

1:設問通りです。
全天空照度は天候、季節、時間によって変化しますが必要最低照度として暗い日の5,000lxが用いられ、標準は普通の日の15,000lxが用いられます。

2:設問通りです
頂側窓(ハイサイドライト)は北側に設けると照度分布が均一になることから展示室などに適しています。
また、天井に窓を設ける天窓より雨仕舞(雨漏りの防止等)がよいです。

3:誤りです
昼光率は、全天空照度における室内のある点の水平面照度の割合のことを指します。
昼光率は全天空照度が変化しても水平面照度もそれに対応して変化するので一定の値をとりますが、周りの建築物や樹木は昼光率に影響します。

4:設問通りです
全天空日射は太陽による直射エネルギーである直達日射と水蒸気や塵埃等による散乱光である青空からの放射エネルギ―である天空日射の和によって求められます。
この天空日射は大気透過率が大きい(水蒸気や塵埃等が少ない)と小さくなります。

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