一級建築士の過去問
令和2年(2020年)
学科2(環境・設備) 問38
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問題
一級建築士試験 令和2年(2020年) 学科2(環境・設備) 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
消防用設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 屋内消火栓設備において、1 号消火栓については、階ごとに、その階の各部分から消火栓のホース接続口までの水平距離が 25 m 以下となるように設置した。
- スプリンクラー設備において、スプリンクラーヘッドが設けられていない部分に設ける補助散水栓については、階ごとに、その階の各部分からホース接続口までの水平距離が 15 m 以下となるように設置した。
- 屋外消火栓設備については、建築物の各部分から屋外消火栓のホース接続口までの水平距離が 50 m 以下となるように設置した。
- 事務所ビルの連結送水管の放水口については、3 階以上の階ごとに、その階の各部分から水平距離が 50 m 以下となるように設置した。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:設問通りです
屋内消火栓設備の警戒区域半径は1号は25m、2号は15m以内です。
2:設問通りです
スプリンクラーヘッドを免除されている部分で、警戒のために補助散水栓を設ける部分があります。
この補助散水栓については、階ごとに、その階の各部分からホース接続口までの水平距離が 15 m 以下となるように設置します。
3:誤りです
屋外消火栓設備の警戒区域半径は40mとなっております。
4:設問通りです
連結送水管は地下街や高層階の消防隊による本格消火のために設けられており、放水口は3階以上の各階に半径50mの円の範囲に設ける必要があります。
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02
設問の通りです。
屋内消火栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部分から一のホース接続口までの水平距離(警戒区域半径)が、1号消火栓にあっては25m・2号消火栓にあっては15m以下となるように設けます。また、広範囲2号消火栓にあっては25m以下となるように設けます。
2 [正]
設問の通りです。
補助散水栓は、スプリンクラー設備に付置し、スプリンクラーヘッドの未警戒部分における屋内消火栓設備の代替として設置できる機器であり、その階の各部分からホース接続口までの水平距離が15m以下となるように設置します。
3 [誤]
屋外消火栓は、建築物の各部分から屋外消火栓のホース接続口までの水平距離が40m以下となるように設置します。
4 [正]
設問の通りです。
連結送水管の放水口は3階以上の階ごとに、その階の各部分から水平距離が50m以下となるように設置します。
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03
1号消火栓の警戒半径は25mで、用途は工場・倉庫等です。
2号は15m、用途はホテル・病院等です。
2.〇
補助散水栓は2号消火栓と性能・機能はほぼ同じです。
水平距離も2号消火栓と同様、15mとなります。
3.×
消防法施行令第19条第3項第一号より、水平距離は40m以下となるようにします。
4.〇
位置については、階段室または非常用エレベーターの乗降ロビーなどで有効に消火活動を行える位置に設けます。
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