一級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科2(環境・設備) 問21
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問題
一級建築士試験 令和3年(2021年) 学科2(環境・設備) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
環境工学における用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 露点温度は、絶対湿度を一定に保ちながら空気を冷却した場合に、相対湿度が100%となる温度である。
- グレアは、視野の中に輝度の高い光源が入ってきたときに起こり、周囲の輝度からの影響を受けない。
- ビル風は、建築物の見付面積が大きく、風をより多くせき止めるほど、一般に、剥離する領域が大きくなる。
- カクテルパーティ効果は、周囲が騒がしい環境であっても聴きたい音を選択的に聴き取ることができる、聴覚上の性質である。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は用語を的確に覚える必要があります。
適当です。
露天温度とは、絶対湿度を一定に保った状態で空気を冷やした時に相対湿度が100%となる温度です。
不適当です。
グレアとは、視野内の高輝度の面や点により極端な輝度対比で対象が見えづらくなる現象です。
つまり周囲の輝度対比により起こる現象なので周囲の輝度からの影響を受けます。
適当です。
ビル風(剥離流)は、建物に当たった風が建物の隅角部を過ぎる時に建物から剥がれるように流れる風のことをいいます。
そしてビル風(剥離流)は、建物の見付面積が大きく、風を多くせき止めるほど剥離する領域が大きくなります。
適当です。
カクテルパーティー効果は、様々な音が聞こえている状態でも特定の音を選択して聴き取ることができる聴覚上の性質です。
この分野では多くの用語が出てくるので、1つ1つ整理をして覚えることがオススメです。
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02
この問題は環境工学における用語の問題です。
用語の意味をしっかり理解できるように繰り返し学習しましょう。
正しいです。
露点温度とは、絶対温度を一定に保ちながら空気を冷却した場合に、相対湿度が100%となる温度のことです。
誤りです。
グレアとは、視野内の高輝度な点や面、極端な輝度対比等によって引き起こされる視力低下や目の不快感等の障害のことです。
よって周囲の輝度からの影響を受けます。
正しいです。
ビル風とは、高層ビルの周辺で吹く特徴的な風です。
ビルの見付面積が大きく、風をせき止める量が多いほど、気流の剥離領域が大きくなります。
正しいです。
カクテルパーティ効果とは、周囲が騒がしく、様々な音が混在して聞こえる場合でも、特定の音だけを抽出して聞くことができる聴覚上の性質のことです。
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03
現象を正しく整理して理解しましょう。
正しいです。
露点温度とは、空気中の水蒸気が飽和点に達し、凝結が始まる温度のことを指します。
こちらが誤りです。
グレアとは、視野内の高輝度の部分や、極端な輝度対比によって、物体の見やすさが損なわれることです。
周囲の輝度の影響を受けます。
正しいです。
ビル風の主要因は剥離流によるものです。
剥離流は、建築に当った風が向きを変えて、建物の角部を過ぎ、建物から剥がれて流れ去る風のことを指します。
正しいです。
カクテルパーティー効果とは、多くの音の中から、自分が必要としている情報や重要な情報を無意識に選択することができる脳の働きのことを言います。
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