一級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科1(計画) 問14
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問題
一級建築士試験 令和5年(2023年) 学科1(計画) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
事務所ビルの計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 高層事務所ビルにおいて、基準階の平面寸法を45m×80mとしたので、フレキシビリティや面積効率を高めるため、センターコアタイプとした。
- 事務所内だけでなく事務所外も含めて、業務内容や気分に合わせて自由に働く場所を選択できる働き方「ABW(Activity Based Working)」を導入し、事務所内には多様な場所を計画した。
- 直通階段が1か所のみの賃貸事務所ビルの改修において、直通階段と離れた位置に外部から救出可能な開口部がある退避区画を設けた。
- パソコンを使った作業の多い執務空間の照明計画において、ディスプレイ面の文字や図の見やすさを考慮し、鉛直面照度を水平面照度より高くした。
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この過去問の解説 (2件)
01
事務所ビルの計画に関する問題です。
正しいです。
センターコアタイプとは建築物の中央にコアを配置する計画です。
事務所とコアの動線が短くなる、採光が確保しやすい、レンタブル比が高い等のメリットがあります。
フレキシビリティや面積効率を高めたい場合は、センターコアタイプが適しています。
正しいです。
「ABW(Activity Based Working)」とは従来の固定されたデスクや個室のオフィス配置ではなく、業務内容や気分に合わせて自由に働く場所を選択できる働き方です。
正しいです。
直通階段が1か所のみの建築物を改修する場合、直通階段と離れた位置に外部から救出可能な開口部がある退避区画を設けるなど、安全性に配慮した改修を行うことが望ましいです。
誤りです。
鉛直面照度を水平面照度より高く計画にすると
・パソコンのディスプレイが見えにくくなる
・目が疲れやすくなる
などの弊害があるため、照度の不均一な照明計画は避ける必要があります。
事務所で働く人の快適性や働きやすさ、近年の多様な働き方について学習しましょう。
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02
この問題は事務所ビルの計画に関する問題です。
事務所ビルにおいては事務所で働く人の快適性や働きやすさを考慮する必要があり、近年の多様な働き方についてもよく理解する必要があります。
正しいです。
センターコアタイプとは建築物の中央にコアを配置する計画であり、事務所とコアの動線が短くなる、採光が確保しやすい、レンタブル比が高い等のメリットがあります。
フレキシビリティや面積効率の向上を重視する場合は、センターコアタイプが適しています。
正しいです。
「ABW(Activity Based Working)」とは、仕事内容に合わせて働く場所を自由に選択できる働き方のことであり、導入する企業が増えています。
正しいです。
直通階段が一つの建築物の場合、直通階段と離れた位置に外部から救出可能な開口部がある退避区画を設ける等、安全性に配慮した改修の計画が望ましいです。
誤りです。
鉛直面照度を水平面照度よりも高くすると、パソコンのディスプレイが見えにくくなったり目が疲れたりするため、照度の不均一な照明計画は避ける必要があります。
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