一級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科5(施工) 問20

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問題

一級建築士試験 令和5年(2023年) 学科5(施工) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 給排水衛生設備工事において、給水管の埋戻しに当たり、土被り150mm程度の深さに埋設表示用アルミテープを埋設した。
  • 給排水衛生設備工事において、壁付けの衛生器具については、樹脂製プラグを用いてコンクリート壁に取り付けた。
  • 電気設備工事において、軽量鉄骨壁下地内の低圧の配線に用いる合成樹脂製可とう電線管については、CD管を使用した。
  • 電気設備工事における二重床内配線については、ケーブルをころがし配線とし、配線経路を二重床の割付方向に平行になるようにした。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は設備工事に関する問題です。数値に関する問題が多く出題されるため、繰り返し学習して覚えていきましょう。

選択肢1. 給排水衛生設備工事において、給水管の埋戻しに当たり、土被り150mm程度の深さに埋設表示用アルミテープを埋設した。

正しいです。

給水管を埋め戻す場合、土被り150mm程度の深さに埋設表示用アルミテープ又はポリエチレンテープを埋設します。

選択肢2. 給排水衛生設備工事において、壁付けの衛生器具については、樹脂製プラグを用いてコンクリート壁に取り付けた。

正しいです。

壁付けの衛生器具は樹脂製プラグを用いてコンクリート壁に固定します。

選択肢3. 電気設備工事において、軽量鉄骨壁下地内の低圧の配線に用いる合成樹脂製可とう電線管については、CD管を使用した。

誤りです。

CD管はコンクリート埋設にしか使用することができません。露出場所や隠ぺい場所にはPF管を使用します。

選択肢4. 電気設備工事における二重床内配線については、ケーブルをころがし配線とし、配線経路を二重床の割付方向に平行になるようにした。

正しいです。

二重床内配線工事はケーブルをころがし配線とし、二重床の支柱を避けるように配線経路を二重床の割付方向と平行とすることが適切です。

参考になった数3

02

設備工事に関しては、給排水衛生・電気・ガス・換気…など、範囲がとても広いですが、

過去に出題された内容はしっかり理解して新規出題に対応できるようにしましょう。

選択肢1. 給排水衛生設備工事において、給水管の埋戻しに当たり、土被り150mm程度の深さに埋設表示用アルミテープを埋設した。

正。設問の通りです。

公共建築工事標準仕様書より、

管を埋戻す場合は土被り150mm程度の深さに

埋設表示用アルミテープ又はポリエチレンテープ等を埋設します。

ただし、排水管は除きます。

選択肢2. 給排水衛生設備工事において、壁付けの衛生器具については、樹脂製プラグを用いてコンクリート壁に取り付けた。

正。設問の通りです。

錆びないように樹脂製プラグを使用します。

 

選択肢3. 電気設備工事において、軽量鉄骨壁下地内の低圧の配線に用いる合成樹脂製可とう電線管については、CD管を使用した。

誤。

CD管は可燃性のため、コンクリートに埋設する場合にのみ使用します。

そのほかの箇所にはPF管を使用します。

PF管には耐燃性、自己消火性があり、使用場所に制限がありません。

選択肢4. 電気設備工事における二重床内配線については、ケーブルをころがし配線とし、配線経路を二重床の割付方向に平行になるようにした。

正。設問の通りです。

参考になった数3