一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問8 (学科1(計画) 問8)

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問題

一級建築士試験 令和6年(2024年) 問8(学科1(計画) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の各部の寸法等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 保育所の計画において、乳児を対象とした定員10人のほふく室の有効面積を、40m2とした。
  • 図書館の計画において、子どもや車椅子使用者に配慮して、貸出用のカウンターについては、上端高さを700mm、下端高さを650mmとした。
  • 体育館の計画において、バレーボールの公式試合(日本バレーボール協会主催の競技会)が行えるようにするため、天井の高さを、10.5mとした。
  • 病院の療養病床の病棟計画において、患者が使用する廊下の有効幅員は、片側居室となる部分を2.0m、両側居室となる部分を3.0mとした。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は建築物の各部の寸法等に関する問題です。

選択肢1. 保育所の計画において、乳児を対象とした定員10人のほふく室の有効面積を、40m2とした。

正しいです。

保育所の計画において、ほふく室は3.3㎡/人必要です。

選択肢2. 図書館の計画において、子どもや車椅子使用者に配慮して、貸出用のカウンターについては、上端高さを700mm、下端高さを650mmとした。

正しいです。

図書館に設ける貸し出し用のカウンターの高さは子どもや車いす使用者に配慮し、上端は700~800mm程度とします。

下端高さは650~700mm程度とします。

選択肢3. 体育館の計画において、バレーボールの公式試合(日本バレーボール協会主催の競技会)が行えるようにするため、天井の高さを、10.5mとした。

誤りです。

日本バレーボール協会主催の競技会においてコートの天井の高さは12.5m必要と定められています。

選択肢4. 病院の療養病床の病棟計画において、患者が使用する廊下の有効幅員は、片側居室となる部分を2.0m、両側居室となる部分を3.0mとした。

正しいです。

病院の病棟計画における廊下の有効幅員は、片側居室の場合1.8m以上、両側居室の場合2.1m以上とします。

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02

大まかな数値は把握して、詳細な数値は過去問をよく解き覚えましょう。

選択肢1. 保育所の計画において、乳児を対象とした定員10人のほふく室の有効面積を、40m2とした。

正しいです。

 

ほふく室は3.3m²/人です。33m²以上なので、問題ないです。

選択肢2. 図書館の計画において、子どもや車椅子使用者に配慮して、貸出用のカウンターについては、上端高さを700mm、下端高さを650mmとした。

正しいです。

 

貸出用カウンターの上端高さは700mm程度、下端は車いすの足が入るように空間を設けます。

選択肢3. 体育館の計画において、バレーボールの公式試合(日本バレーボール協会主催の競技会)が行えるようにするため、天井の高さを、10.5mとした。

誤りです。

 

バレーボールが行える天井高さは12.5mです。

選択肢4. 病院の療養病床の病棟計画において、患者が使用する廊下の有効幅員は、片側居室となる部分を2.0m、両側居室となる部分を3.0mとした。

正しいです。

 

片側居室は1.8m以上、両側居室は2.7m以上です。

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