一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問33 (学科2(環境・設備) 問13)

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問題

一級建築士試験 令和6年(2024年) 問33(学科2(環境・設備) 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

事務所ビルの空気調和設備・換気設備の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 事務室の窓回りの温熱環境に配慮し、窓下部より室内空気を吸い込み、窓上部から天井内に排気する、エアフローウィンドウを採用した。
  • 冷房負荷の計算において、事務室の内部発生熱負荷のうち、OA機器による負荷を15W/m2とした。
  • 事務室の冷房負荷は、年間を通して安定しているので、部分負荷を考慮せずに、ピーク負荷によって熱源設備を計画した。
  • 地下に設けた自走式駐車場の換気設備は、経済性及び設置スペースを考慮して、誘引誘導方式を採用した。

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この過去問の解説 (2件)

01

それぞれの方式をしっかり覚えましょう。

選択肢1. 事務室の窓回りの温熱環境に配慮し、窓下部より室内空気を吸い込み、窓上部から天井内に排気する、エアフローウィンドウを採用した。

正しいです。

 

その通り覚えましょう。

選択肢2. 冷房負荷の計算において、事務室の内部発生熱負荷のうち、OA機器による負荷を15W/m2とした。

正しいです。

 

事務室のOA機器の内部発生熱負荷は15~30W/m²です。

選択肢3. 事務室の冷房負荷は、年間を通して安定しているので、部分負荷を考慮せずに、ピーク負荷によって熱源設備を計画した。

誤りです。

 

部分負荷を考慮して熱源設備を計画します。

選択肢4. 地下に設けた自走式駐車場の換気設備は、経済性及び設置スペースを考慮して、誘引誘導方式を採用した。

正しいです。

 

誘引誘導方式はダクトを省略したもので経済性および設置スペースが考慮されています。

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02

この問題は事務所ビルの空気調和設備・換気設備の計画に関する問題です。

選択肢1. 事務室の窓回りの温熱環境に配慮し、窓下部より室内空気を吸い込み、窓上部から天井内に排気する、エアフローウィンドウを採用した。

正しいです。

エアフローウィンドウは二重になったガラスの間に室内空気を取り込み窓上部から天井内に排気します。

温熱環境に配慮することができ、冬期においてはコールドドラフトの防止につながります。

選択肢2. 冷房負荷の計算において、事務室の内部発生熱負荷のうち、OA機器による負荷を15W/m2とした。

正しいです。

冷房負荷の計算において、OA機器による負荷は15W/㎡とします。

選択肢3. 事務室の冷房負荷は、年間を通して安定しているので、部分負荷を考慮せずに、ピーク負荷によって熱源設備を計画した。

誤りです。

空調機器の省エネルギー化を図るためには部分負荷を考慮した計画とすることが望ましいです。

選択肢4. 地下に設けた自走式駐車場の換気設備は、経済性及び設置スペースを考慮して、誘引誘導方式を採用した。

正しいです。

地下駐車場において機械換気装置の設置が義務づけられています。

吹出ノズルから空気を吹き出し、周囲の空気を誘引して気流をつくることで均一に空調、換気を行うことができ、経済性や設置スペースに考慮することができます。

参考になった数1