一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問123 (学科5(施工) 問23)

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問題

一級建築士試験 令和6年(2024年) 問123(学科5(施工) 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

各種改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 既存のウレタンゴム系塗膜防水を撤去せず、新規にウレタンゴム系塗膜防水を施す改修工事において、既存防水層の膨れ部分については、カッターナイフで切除し、ポリマーセメントモルタルで平滑に補修した。
  • タイル張り仕上げ外壁の改修において、小口平タイル以上の大きさのタイル陶片の浮きについては、注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法により行った。
  • 鉄筋の腐食に対する補修工法として、斫り出して錆を除去した鉄筋に、再腐食を防止するために浸透性吸水防止材を塗布した後、コンクリートの欠損部にポリマーセメントモルタルを充塡した。
  • 既存のアスファルト防水層を撤去し、密着工法により新設する防水改修工事において、新設する防水層の1層目のルーフィング張りまで行ったので、作業終了後のシートによる降雨に対する養生を省略した。

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この過去問の解説 (1件)

01

改修工事は幅広い単元です。

 

過去問をよく解き覚えましょう。

選択肢1. 既存のウレタンゴム系塗膜防水を撤去せず、新規にウレタンゴム系塗膜防水を施す改修工事において、既存防水層の膨れ部分については、カッターナイフで切除し、ポリマーセメントモルタルで平滑に補修した。

正しいです。

 

膨れ部分はカッターナイフで切除し、ポリマーセメントモルタルで平滑に補修します。

選択肢2. タイル張り仕上げ外壁の改修において、小口平タイル以上の大きさのタイル陶片の浮きについては、注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法により行った。

正しいです。

 

注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法は小口平タイル以上の大きさのタイルに使います。

選択肢3. 鉄筋の腐食に対する補修工法として、斫り出して錆を除去した鉄筋に、再腐食を防止するために浸透性吸水防止材を塗布した後、コンクリートの欠損部にポリマーセメントモルタルを充塡した。

誤りです。

 

浸透性吸水防止材ではなく、鉄筋コンクリート補修用防錆材を使用します。

選択肢4. 既存のアスファルト防水層を撤去し、密着工法により新設する防水改修工事において、新設する防水層の1層目のルーフィング張りまで行ったので、作業終了後のシートによる降雨に対する養生を省略した。

正しいです。

 

1層目のルーフィング張りまで行った場合は作業終了後のシート養生を省略できます。

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