2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(後期)
土木 問54
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(後期) 土木 問54 (訂正依頼・報告はこちら)
事業者が行う地山の掘削作業に関する次の記述のうち、労働安全衛生法上、正しいものはどれか。
- 事業者は、土石の落下による労働者の危険を防止するため、点検者を指名して作業の前日までに作業箇所を点検させる。
- 事業者は、明り掘削の作業を行なう場所については、作業を安全に行なうため必要な照度を保持する。
- 事業者は、地山の掘削作業の方法を決定し、ずい道等の掘削等作業主任者に作業を直接指揮させる。
- 事業者は、高低差のある地盤において土止め支保工を組み立てるときは、組立図によらず現地に合わせて部材の寸法、配置、取付け順序等を決めながら作業を進める。
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この過去問の解説 (3件)
01
第三百六十七条に記載されています。
(照度の保持)
第三百六十七条 事業者は、明り掘削の作業を行なう場所については、
当該作業を安全に行なうため必要な照度を保持しなければならない。
1.間違いです。
その日の作業を開始する前に点検します。
(点検)
第三百五十八条 事業者は、明り掘削の作業を行なうときは、
地山の崩壊又は土石の落下による労働者の 危険を防止するため、
次の措置を講じなければならない。
一 点検者を指名して、作業箇所及びその周辺の地山について、
その日の作業を開始する前、大雨の後及び中震以上の地震の後、
浮石、及びき裂の有無及び状態並びに含水、湧(ゆう)水及び
凍結の状態の変化を点検させること。
二 点検者を指名して、発破を行なつた後、当該発破を行なつた箇所
及びその周辺の浮石及びき裂の有無及び状態を点検させること。
3.間違いです。
地山の掘削作業主任者に直接指揮させます。
(地山の掘削作業主任者の職務)
第三百六十条 事業者は、地山の掘削作業主任者に、次の事項を行わせなければならない。
一 作業の方法を決定し、作業を直接指揮すること。
二 器具及び工具を点検し、不良品を取り除くこと。
三 要求性能墜落制止用器具等及び保護帽の使用状況を監視すること。
4.間違いです。
先に組立図を作成し、その通りに組み立てを行います。
(組立図)
第三百七十条 事業者は、土止め支保工を組み立てるときは、
あらかじめ、組立図を作成し、かつ、当該組立図により組み立てなければならない。
2 前項の組立図は、矢板、くい、背板、腹おこし、切りばり等の部材の配置、
寸法及び材質並びに取付けの時期及び順序が示されているものでなければならない。
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02
点検者を指名して作業前に作業個所の点検をさせます。
第358条点検に記載されています。
2〇
第367条照度の保持に記載されています。
3×
地山の掘削作業には地山の掘削作業主任者に直接指揮させます。
第360条地山の掘削作業主任者の職務に記載されています。
4×
土止め支保工を組み立てるときは、組立図により作業します。
第370条組立図に記載されています。
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03
土石の落下が懸念される場所での作業は、労働者の危険を防止するため、点検者を選任し、作業開始前に点検します。
2)正解です。
上記の通り、明かり掘削を実施する際は必要な照度を保ち、安全作業を行います。
3)間違いです。
事業者は、地山掘削作業主任者を選任します。
4)間違いです。
土留め支保工は組立図及び設置計画をたて、順序を守り取付けます。
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