2級土木施工管理技術の過去問 令和4年度(前期) 土木2 問30
この過去問の解説 (3件)
1.〇
直射日光によるビニル管の反りや変形防止のため、通気性の良いシートで覆い、直射日光を避けた平坦な場所に保管します。
2.〇
切梁の取り外しによる土留め崩壊などが発生しないよう、必ず補強を施し、安全を確認の上、施工する必要があります。
3.✕
管体保護のため砂を敷均します。砕石ではないため、不適当となります。
4.〇
片埋めの場合、管体が移動するおそれがあるため両側から埋め戻します。また、敷均し厚さ30cm 以下とし、現地盤と同程度以上の密度になるよう締め固めを行います。
この問題で覚えておくポイントは、上水道の管布設工の施工方法についてです。
塩化ビニル管は、経済性が高いですが、衝撃や熱、紫外線に弱いという特徴があります。よって、保管場所は、なるべく風通しのよい直射日光の当たらない場所を選ぶのが適当です。
作業を安全に行うために必要な措置です。
上水道の管布設工では、管体保護のため、管から上下10㎝を砂で埋め戻します。
埋戻しは、1層の仕上げ厚20㎝ほどで、タンパ等を使って均等に転圧します。
上水道の配管には、鋳鉄管、ダクタイル鋳鉄管、鋼管、塩化ビニル管などが用いられます。それぞれの特徴についても把握しておきましょう。
上水道管の敷設工事は、施工手順と必要となる材料を整理しておきましょう。
塩化ビニル管は高温や紫外線に曝されると品質の劣化を招くため、原則は屋内で保管します。
やむを得ず屋外で保管する場合は、簡易的な屋根を設けるか、シート等で覆い風通しの良い場所で保管します。
よってこの記述は適当です。
管敷設の際に、つり下ろし時に切梁を取り外す際は、必要な補強を施す必要があります。
またこの際に、つり荷の下に人を入れないように留意しなくてはなりません。
よってこの記述は適当です。
管渠の据え付けでは、管体の保護は管下10~20㎝は砂を敷き均して保護します。
砕石では管に傷がつく可能性があります。
よってこの記述は不適当です。
埋め戻しは、現地盤と同程度の密度となるように締め固めます。
締固めの不良は地盤沈下、空洞化の原因となるため非常に危険です。
よってこの記述は適当です。
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