2級土木施工管理技術の過去問 令和4年度(前期) 土木4 問51
この過去問の解説 (3件)
この問題で覚えておくポイントは、レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の品質管理についてです。
コンクリートの強度は、3回の圧縮強度試験のうち、どの1回も指定呼び強度の強度値の85%以上でなければなりません。
3回の平均は指定呼び強度以上なければなりません。
品質管理の項目は、強度、スランプ又はスランプフロー、塩化物含有量、空気量の4つです。強度は圧縮強度試験、スランプはスランプ試験、塩化物含有量は塩化物含有量試験、空気量は空気量試験により求めます。
圧縮強度試験は、JIS A 1108「コンクリートの圧縮強度試験方法」として規定されており、材齢が1週,4週及び13週,又はそのいずれかとされています。一般に材齢4週となる28日で行います。
品質管理に関する数字についても、しっかり覚えてしておきましょう。
レディーミクストコンクリート(JISA5308)の品質管理については、規格の内容を理解することがポイントになります。
レディーミクストコンクリート(JISA5308)の5.2の強度の項目で定められています。
1回の圧縮強度試験結果は、指定された呼び強度の85%以上の強度値と定められています。
また、材齢は特に指定が無ければ28日、購入者からの指定があれば、当該指定の材齢となります。
よってこの記述は不適当になります。
レディーミクストコンクリート(JISA5308)の5.2の強度の項目で定められており、3回の圧縮強度試験の平均結果は、購入者の指定した呼び強度の強度値以上でなければなりません。
よってこの記述は適当になります。
レディーミクストコンクリート(JISA5308)の5.1で定められています。
品質項目は、強度,スランプ又はスランプフロー,空気量及び、塩化物含有量の4項目になります。
よってこの記述は適当になります。
レディーミクストコンクリート(JISA5308)の5.2の強度の項目の中で、材齢は購入者からの指定が無ければ28日で行うことが記載されています。
よってこの選択肢は適当になります。
当設問は、レディーミクストコンクリートの品質管理に関する設問です。
間違いです。
1回の試験結果は、購入者が指定した呼び強度の強度値の
85 %以上でなければいけません。
正しいです。
3回の試験結果の平均値は、購入者が指定した呼び強度の
強度値以上でなければいけません。
正しいです。
検査項目は、強度、スランプまたはスランプフロー、空気量、塩化物含有量の4つになります。
正しいです。
試験体の材齢は、指定がない場合は28日、
指定場ある場合は購入者が指定した材齢にて試験を行います。
品質管理における既定値はよく設問に登場しますので、
しっかりと押さえておきましょう。
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