2級土木施工管理技術の過去問
令和4年度(前期)
土木5 問57
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度(前期) 土木5 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
下図のネットワーク式工程表について記載している下記の文章中の( )のイからニにに当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Gは作業内容、数字は作業日数を表す。
・( イ )および( ロ )は、クリティカルパス上の作業である。
・作業Dが( ハ )遅延しても、全体の工期に影響はない。
・この工程全体の工期は( ニ )である。
ただし、図中のイベント間のA〜Gは作業内容、数字は作業日数を表す。
・( イ )および( ロ )は、クリティカルパス上の作業である。
・作業Dが( ハ )遅延しても、全体の工期に影響はない。
・この工程全体の工期は( ニ )である。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題で覚えておくポイントは、ネットワーク式工程表の作成についてです。
・( 作業C )および( 作業F )は、クリティカルパス上の作業である。
・作業Dが( 5日 )遅延しても、全体の工期に影響はない。
・この工程全体の工期は( 21日間 )である。
・クリティカルパスとは、所要日数が最長のパスのことです。したがって、クリティカルパス上の作業が遅延すると工事全体が遅延するため重点的に管理が必要です。
・⓪~⑤までのクリティカルパス(A⇒C⇒F)の作業日数の合計は16日間であり、作業Dに至るまでの⓪~②の作業日数は8日間あります。したがって、16日間から8日間を差し引いた8日間が作業Dの最長日数であり、8日間から3日間を差し引いた5日間が遅延しても工程に影響がない日数となります。
・全体の工期は、クリティカルパス(A⇒C⇒F⇒G)の作業日数を合計した21日間になります。
ネットワーク式工程表のクリティカルパスの特定を間違わないように、チェックを重ねましょう。
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02
当設問は、ネットワーク式工程表に関する設問です。
イ、ロについて
クリティカルパスとは、一つのタスクの遅れが
他のタスクにも影響を与えるタスクの連鎖です。
そのため、最も日数のかかる作業Cと作業Fが、
クリティカルパスに該当します。
ハについて
クリティカルパスが13日となっており、
作業Dは作業Bと連動しているため、8日かかります。
なので、13-8=5となり、5日となります。
ニについて
最も時間のかかるパスを計算するため、
A→C→F→Gの作業のため、
3+6+7+5=21となり、21日間となります。
ネットワーク式工程表の計算問題もよく出題されますので、しっかりと把握しましょう。
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03
この設問ではネットワーク式工程表の基本的な読み方がポイントになります。
イ:作業C ○
ロ:作業F ○
ネットワーク式工程表におけるクリティカルパスは、工程表の中で最も日数が必要となる作業ルートとなります。
設問では、作業A(3日)→作業C(6日)→作業F(7日)→作業G(5日)の21日間が全体の工期となります。作業GはAからFまでの作業が完了しないと着手できません、作業Gに至るまでのルートは三つあり、それぞれ作業A(3日)→作業B(5日)→作業D(3日)=11日、作業A(3日)→作業C(6日)→作業E(4日)=13日、作業A(3日)→作業C(6日)→作業F(7日)=16日となりますので、この工程表におけるクリティカルパスは作業CとFになります。
ハ:5日 ○
作業BとDが必要とする作業日数が、クリティカルパスとなる作業CとFの13日を超えなければ全体の工期には影響しません。
ニ:21日間 ○
ネットワーク式工程表の全体工期の求め方は、工程表の中で一番長いルートをたどることで求められます。よってこの設問の工程表における全体工程は、作業Aの3日+作業Cの6日+作業Fの7日+作業Gの5日=21日となります。
よってこの選択肢は適当になります。
イ:作業B ×
ロ:作業D ×
ネットワーク式工程表におけるクリティカルパスは、工程表の中で最も日数が必要となる作業ルートとなります。
設問では、作業A(3日)→作業C(6日)→作業F(7日)→作業G(5日)の21日間が全体の工期となります。
作業GはAからFまでの作業が完了しないと着手できません、作業Gに至るまでのルートは三つあります。それぞれ
作業A(3日)→作業B(5日)→作業D(3日)=11日
作業A(3日)→作業C(6日)→作業E(4日)=13日
作業A(3日)→作業C(6日)→作業F(7日)=16日
となりますので、この工程表におけるクリティカルパスは作業CとFになります。
ハ:5日 ○
作業BとDが必要とする作業日数が、クリティカルパスとなる作業CとFの13日を超えなければ全体の工期には影響しません。
ニ:16日間 ×
ネットワーク式工程表の全体工期の求め方は、工程表の中で一番長いルートをたどることで求められます。よってこの設問の工程表における全体工程は、作業Aの3日+作業Cの6日+作業Fの7日+作業Gの5日=21日となります。
よってこの選択肢は不適当になります。
イ:作業B ×
ロ:作業D ×
ネットワーク式工程表におけるクリティカルパスは、工程表の中で最も日数が必要となる作業ルートとなります。
設問では、作業A(3日)→作業C(6日)→作業F(7日)→作業G(5日)の21日間が全体の工期となります。
作業GはAからFまでの作業が完了しないと着手できません、作業Gに至るまでのルートは三つあります。それぞれ
作業A(3日)→作業B(5日)→作業D(3日)=11日
作業A(3日)→作業C(6日)→作業E(4日)=13日
作業A(3日)→作業C(6日)→作業F(7日)=16日
となりますので、この工程表におけるクリティカルパスは作業CとFになります。
ハ:6日 ×
作業BとDが必要とする作業日数が、クリティカルパスとなる作業CとFの13日を超えなければ全体の工期には影響しません。
作業Dが6日掛かると、13日を超えるため工程が遅延します。
ニ:16日間 ×
ネットワーク式工程表の全体工期の求め方は、工程表の中で一番長いルートをたどることで求められます。よってこの設問の工程表における全体工程は、作業Aの3日+作業Cの6日+作業Fの7日+作業Gの5日=21日となります。
よってこの選択肢は不適当になります。
イ:作業C ○
ロ:作業F ○
ネットワーク式工程表におけるクリティカルパスは、工程表の中で最も日数が必要となる作業ルートとなります。
設問では、作業A(3日)→作業C(6日)→作業F(7日)→作業G(5日)の21日間が全体の工期となります。
作業GはAからFまでの作業が完了しないと着手できません、作業Gに至るまでのルートは三つあります。それぞれ
作業A(3日)→作業B(5日)→作業D(3日)=11日
作業A(3日)→作業C(6日)→作業E(4日)=13日
作業A(3日)→作業C(6日)→作業F(7日)=16日
となりますので、この工程表におけるクリティカルパスは作業CとFになります。
ハ:6日 ×
作業BとDが必要とする作業日数が、クリティカルパスとなる作業CとFの13日を超えなければ全体の工期には影響しません。
作業Dが6日必要だと、13日を超えるため工程が遅延します。
ニ:21日間 ○
ネットワーク式工程表の全体工期の求め方は、工程表の中で一番長いルートをたどることで求められます。よってこの設問の工程表における全体工程は、作業Aの3日+作業Cの6日+作業Fの7日+作業Gの5日=21日となります。
よってこの選択肢は不適当になります。
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