2級土木施工管理技術の過去問
令和6年度(前期)
土木4 問6

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度(前期) 土木4 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

移動式クレーンを用いた作業において、事業者が行うべき事項に関する下記の文章中の(   )の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、クレーン等安全規則上、正しいものは次のうちどれか。

・運転者や玉掛け者が、( イ )を常時知ることができるよう、表示その他の措置を講じなければならない。
・強風のため、作業の実施について危険が予想されるときは、作業を( ロ )しなければならない。
・移動式クレーンの作業を行うときは、一定の合図を定め、原則、( ハ )を指名しなければならない。
・作業の方法、転倒を防止するための方法、作業に係る労働者の配置及び指揮系統を定め、作業の開始前に、( ニ )なければならない。
  • イ:定格荷重  ロ:注意して実施  ハ:合図者  ニ:発注者に届け
  • イ:定格荷重  ロ:中止  ハ:合図者  ニ:関係労働者に周知させ
  • イ:つり荷の重心  ロ:中止  ハ:監視員  ニ:発注者に届け
  • イ:つり荷の重心  ロ:注意して実施  ハ:監視員  ニ:関係労働者に周知させ

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この過去問の解説 (1件)

01

移動式クレーンは、建設現場などで広く使用される重機ですが、誤った操作や管理により重大な事故につながる可能性があります。そのため、クレーン等安全規則では、移動式クレーンの使用に関する様々な規定が定められています。

 

(イ)に当てはまる語句

定格荷重:クレーンが安全に吊り上げることができる最大の荷重のことです。運転者や玉掛け者は、この値を常に把握しておく必要があります。

(ロ)に当てはまる語句

中止:強風時は、クレーンが転倒する危険性が高まるため、作業を中止する必要があります。

(ハ)に当てはまる語句

合図者:クレーンの運転者に吊り上げや降ろしの指示を出す役割を担います。監視員は作業全般を監視する役割を担うため、合図は行いません。

(ニ)に当てはまる語句

関係労働者に周知させ:作業の方法や安全対策などは、関係するすべての労働者に周知させる必要があります。発注者に届ける必要はありません。

 

以上より、正しい組み合わせは、2.イ:定格荷重 ロ:中止 ハ:合図者 ニ:関係労働者に周知させ です。

 

選択肢1. イ:定格荷重  ロ:注意して実施  ハ:合図者  ニ:発注者に届け

誤りです。

選択肢2. イ:定格荷重  ロ:中止  ハ:合図者  ニ:関係労働者に周知させ

正しいです。

選択肢3. イ:つり荷の重心  ロ:中止  ハ:監視員  ニ:発注者に届け

誤りです。

選択肢4. イ:つり荷の重心  ロ:注意して実施  ハ:監視員  ニ:関係労働者に周知させ

誤りです。

まとめ

クレーン等安全規則では、事業者は、作業前の準備、作業中の安全管理、緊急時の対応など、様々な事項について責任を負います。

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