建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問103 (建築物の構造概論 問103)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理技術者)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問103(建築物の構造概論 問103) (訂正依頼・報告はこちら)

地震に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 気象庁震度階級は、地震の規模(大きさ)を表す表記である。
  • 耐震診断は、建築物の耐震改修の促進に関する法律に定められている。
  • 設備の耐震性能確保も、構造体と同様に重要である。
  • 防災管理者は、当該建築物について地震の被害軽減のための自主検査を行う。
  • 液状化現象は、埋立地や砂質地盤等で起こりやすい。

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この過去問の解説 (1件)

01

地震に関する記述のうち、最も不適当なのは「気象庁震度階級は、地震の規模(大きさ)を表す表記である」です。

選択肢1. 気象庁震度階級は、地震の規模(大きさ)を表す表記である。

気象庁震度階級は、地震による揺れの強さを示す指標です。震度は地震を観測した地点ごとの揺れの強さを示し、「地震の規模(マグニチュード)」とは異なります。マグニチュードは地震そのもののエネルギーを表します。この記述は不適当です。

選択肢2. 耐震診断は、建築物の耐震改修の促進に関する法律に定められている。

耐震診断は、建物が地震に耐えられるかどうかを調査するもので、「建築物の耐震改修の促進に関する法律」に基づき行われる場合があります。この記述は適当です。

選択肢3. 設備の耐震性能確保も、構造体と同様に重要である。

地震時に設備が倒壊したり、損傷したりすることを防ぐため、設備の耐震性能を確保することは非常に重要です。この記述は適当です。

選択肢4. 防災管理者は、当該建築物について地震の被害軽減のための自主検査を行う。

防災管理者は、防災計画の作成や地震時の対応準備を行い、必要に応じて自主検査を実施します。この記述は適当です。

選択肢5. 液状化現象は、埋立地や砂質地盤等で起こりやすい。

液状化現象は、水を多く含んだ砂質地盤や埋立地で発生しやすい現象であり、地震時に地盤が一時的に液体状になる現象です。この記述は適当です。

まとめ

震度階級は「地震の規模」を表すものではなく、「揺れの強さ」を示すものです。このため、「気象庁震度階級は、地震の規模(大きさ)を表す表記である」という記述が不適当です。他の選択肢は適切です。

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