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第三種電気主任技術者の過去問 令和3年度(2021年) 電力 問36

問題

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送電線路に用いられる導体に関する記述として、誤っているものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
   1 .
導体の導電率は、温度が高くなるほど小さくなる傾向があり、20°Cでの標準軟銅の導電率を100%として比較した百分率で表される。
   2 .
導体の材料特性としては、導電率や引張強さが大きく、質量や線熱膨張率が小さいことが求められる。
   3 .
導体の導電率は、不純物成分が少ないほど大きくなる。また、単金属と比較して、同じ金属元素を主成分とする合金の方が、一般に導電率は小さくなるが、引張強さは大きくなる。
   4 .
地中送電ケーブルの銅導体には、伸びや可とう性に優れる軟鋼より線が用いられ、架空送電線の銅導体には引張強さや耐食性の優れる硬銅より線が用いられている。一般に導電率は、軟銅よりも硬銅の方が大きい。
   5 .
鋼心アルミより線は、中心に亜鉛めっき鋼より線を配置し、その周囲に硬アルミより線を配置した構造を有している。この構造は、必要な導体の電気抵抗に対して、アルミ導体を使用する方が、銅導体を使用するよりも断面積が大きくなるものの軽量にできる利点と、必要な引張強さを発心で補強して得ることができる利点を活用している。
( 第三種 電気主任技術者試験 令和3年度(2021年) 電力 問36 )
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この過去問の解説 (2件)

4

送電線路に用いられる導体に関する問題です。

選択肢1. 導体の導電率は、温度が高くなるほど小さくなる傾向があり、20°Cでの標準軟銅の導電率を100%として比較した百分率で表される。

適当です。

温度が高くなると金属原子の振動が激しくなるので電流が流れにくくなります。つまり導電率が小さくなります。

選択肢2. 導体の材料特性としては、導電率や引張強さが大きく、質量や線熱膨張率が小さいことが求められる。

適当です。

導体は、電気が流れやすく、強度が高く、軽くて変形しづらいことが求められます。

選択肢3. 導体の導電率は、不純物成分が少ないほど大きくなる。また、単金属と比較して、同じ金属元素を主成分とする合金の方が、一般に導電率は小さくなるが、引張強さは大きくなる。

適当です。

不純物が少ない導体ほど導電率が高くなります。また、一般に純粋な金属より合金の方が強度が高いです。

選択肢4. 地中送電ケーブルの銅導体には、伸びや可とう性に優れる軟鋼より線が用いられ、架空送電線の銅導体には引張強さや耐食性の優れる硬銅より線が用いられている。一般に導電率は、軟銅よりも硬銅の方が大きい。

不適当です。

一般に導電率は、硬銅よりも軟銅の方が大きいです。

選択肢5. 鋼心アルミより線は、中心に亜鉛めっき鋼より線を配置し、その周囲に硬アルミより線を配置した構造を有している。この構造は、必要な導体の電気抵抗に対して、アルミ導体を使用する方が、銅導体を使用するよりも断面積が大きくなるものの軽量にできる利点と、必要な引張強さを発心で補強して得ることができる利点を活用している。

適当です。

鋼心アルミより線は、中心に亜鉛めっき鋼より線を配置しているので強度が高いです。

また、アルミは銅よりも導電率が若干低いですが、大変軽量のため、銅と同じ程度の導電率を得るために断面積を大きくしても銅導体より軽くすることができます。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

1.→正しいです。

導体の導電率は温度が高くなるほど小さくなります。

2.→正しいです。

導体は曲げや引っ張りに強く、また軽いことが求められます。

3.→正しいです。

導体の性質として不純成分が少ないほど導電率は上がります。

4.→誤りです。

標準軟銅の導電率を100%とすると硬銅の導電率は97%程度なので、導電率は軟銅のほうが大きいです。

5.→正しいです。

銅に比べてアルミは軽量なので断面積が大きくなっても軽量化できます。

以上より4が正解です。

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