第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和5年度(2023年)下期
問48 (機械 問6)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種 電気主任技術者試験 令和5年度(2023年)下期 問48(機械 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

回転速度600min-1で運転している極数10の同期発電機がある。この発電機に極数8の同期発電機を並行運転させる場合、極数8の発電機の回転速度[min-1]の値として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
  • 400
  • 550
  • 750
  • 950
  • 1200

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、極数の異なる同期発電機の並行運転に関する計算問題です。

 

この問題に必要な量記号や値は以下の通りです。

 

極数10の同期発電機の回転速度N1:600[min-1]

極数p1:10

極数p2:8

 

極数8の同期発電機の回転速度:N2[min-1]

選択肢3. 750

この問題は、

周波数が一定である時は回転速度と極数は反比例する

という特性を利用して解いていきます。

 

N1/N2=p2/p1

N2=(p1/p2)N1

=(10/8)✕600

=750[min-1]

 

※補足

N2/N1=p1/p2としても、反比例の関係が成立しているので、

解くことができます。

参考になった数4

02

同期発電機の回転速度を求める問題です。

同期発電機の場合、回転速度=同期速度と見なせます。同期速度を求める公式は次のようになります。

・N=120f/P‥①

上記①式に極数10での条件を代入し周波数f[H]を求めます。

・600=120f/10

・f=6000/120=50[HZ]

ここで問題文より並行運転とあるので極数以外は変化がありませんので、極数8の発電機の回転速度[min-1]の値は次のようになります。

・N=120×50/8=750[min-1

以上となります。

選択肢3. 750

こちらが適切な解答となります。

まとめ

電験を深く学習されてる方にはかなり物足りない問題と言えます。ある意味サービス問題と言えますので必ず正答しましょう。むしろ暗算で解けるようにならないと厳しいです。

参考になった数0