第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)上期
問16 (理論 問15(b))

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)上期 問16(理論 問15(b)) (訂正依頼・報告はこちら)

図の交流回路において、回路素子は、インダクタンスLのコイル又は静電容量Cのコンデンサである。この回路に正弦波交流電圧v=500sin(1000t)[V]を加えたとき、回路に流れる電流は、i=−50 cos(1000t)[A]であった。このとき、次の問に答えよ。

この回路素子に蓄えられるエネルギーの最大値Wmaxの値[J]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
ただし、インダクタンスの場合には(1/2)Li2の、静電容量の場合には(1/2)Cv2のエネルギーが蓄えられるものとする。
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この過去問の解説 (2件)

01

未知の回路素子に蓄えられるエネルギーの最大値を求める計算問題です。

 

計算に必要な値は以下の通りです。

 

インダクタンスL:10[mH]=0.01[H] ※前問より引用

電流の最大値i:50[A]

選択肢3. 12.5

この問題では蓄えられるエネルギーの最大値を問うているので、電流の値は最大値を使用します。

公式は問題文で与えられているので、

 

Wmax=(1/2)Li2

=(1/2)✕0.01✕502

=12.5[J]

 

となります。

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02

前問からの引き続きとなります。

前問より、回路素子はインダクタンスで値はL=10[mH]という事が判明しているので、(1/2)Li2の公式を用いてエネルギーの最大値を求めていきます。

電流iは−50 cos(1000t)[A]となっています。

 

・Wmax=(1/2)Li2=(1/2)×10×10-3×(−50 cos1000t)2=12.5cos2(1000t)[J]

 

ここで問われているのは最大値なのでcos2(1000t)=1の時にエネルギーは最大となります。

なのでWmaxの値は12.5[J]となります。

選択肢3. 12.5

こちらが適切な解答となります。

まとめ

この問題は前問が正答でないと解けない問題となっております。なので(a)を重点的に学習されることをお薦めいたします。

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