第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)上期
問21 (理論 問18(a))

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種 電気主任技術者試験 令和6年度(2024年)上期 問21(理論 問18(a)) (訂正依頼・報告はこちら)

無線通信で行われるアナログ変調・復調に関する記述について、次の問に答えよ。

無線通信で音声や画像などの情報を送る場合、送信側においては、情報を電気信号(信号波)に変換する。次に信号波より( ア )周波数の搬送波に信号波を含ませて得られる信号を送信する。受信側では、搬送波と信号波の二つの成分を含むこの信号から( イ )の成分だけを取り出すことによって、音声や画像などの情報を得る。
搬送波に信号波を含ませる操作を変調という。( ウ )の搬送波を用いる基本的な変調方式として、振幅変調(AM)、周波数変調(FM)、位相変調(PM)がある。
搬送波を変調して得られる信号からもとの信号波を取り出す操作を復調又は( エ )という。

上記の記述中の空白箇所(ア)~(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次のうちから一つ選べ。
  • ア:高い  イ:信号波  ウ:三角波  エ:検波
  • ア:高い  イ:信号波  ウ:正弦波  エ:検波
  • ア:高い  イ:搬送波  ウ:三角波  エ:増幅
  • ア:低い  イ:信号波  ウ:三角波  エ:増幅
  • ア:低い  イ:搬送波  ウ:正弦波  エ:検波

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、無線通信におけるアナログ変調・復調に関するものです。
空白箇所(ア)〜(エ)に当てはまる語句は以下のとおりです。

ア:高い  イ:信号波  ウ:正弦波  エ:検波
 

無線通信で音声や画像などの情報を送る場合、送信側においては、情報を電気信号(信号波)に変換する。次に信号波より(ア:高い)周波数の搬送波に信号波を含ませて得られる信号を送信する。受信側では、搬送波と信号波の二つの成分を含むこの信号から(イ:信号波)の成分だけを取り出すことによって、音声や画像などの情報を得る。
搬送波に信号波を含ませる操作を変調という。(ウ:正弦波)の搬送波を用いる基本的な変調方式として、振幅変調(AM)、周波数変調(FM)、位相変調(PM)がある。
搬送波を変調して得られる信号からもとの信号波を取り出す操作を復調又は(エ:検波)という。
 

無線通信において、音声や画像などの情報を電気信号に変換し、その信号を搬送波に乗せて送信することを変調と呼びます。
ア: 搬送波の周波数は信号波よりもはるかに高く、これによって信号波が効率的に伝送されます。
イ: 受信側では、搬送波から信号波の成分だけを取り出して、元の情報を復元します。
ウ: 搬送波には、通常、正弦波が用いられます。
エ: 復調は、検波とも呼ばれます。
 

まとめ

変調と復調の概念とAM、FM、PMのそれぞれの特徴、メリット・デメリットを理解しておきましょう。

参考になった数3

02

無線通信で行われるアナログ変調・復調に関する穴埋め問題です。

選択肢2. ア:高い  イ:信号波  ウ:正弦波  エ:検波

(ア)高い、(イ)信号波

送信側は、信号波より高い周波数の搬送波に信号波を含ませて得られる信号を送信します。

受信側は、送られてきた信号から信号波のみを取り出します。

 

(ウ)正弦波、(エ)検波

変調は、正弦波の搬送波を用いることを基本的な変調方式としています。

変調から元の信号を取り出すことを復調または検波といいます。

 

変調と復調は対義語の関係、検波は信号波を検出するのように覚えておくとよいでしょう。

参考になった数1