第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)上期
問30 (電力 問8)
問題文
架空送電線の振動の特徴と対策に関する記述として、誤っているものを次のうちから一つ選べ。
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問題
第三種 電気主任技術者試験 令和6年度(2024年)上期 問30(電力 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
架空送電線の振動の特徴と対策に関する記述として、誤っているものを次のうちから一つ選べ。
- 送電線の上下配列にオフセットを設けて、電線どうしが接触しないようにする方法がある。
- 電線に当たる一様な微風により、電線の背後に空気の渦が生じ、電線が上下に振動する現象を微風振動といい、これを抑制する方法としてダンパの取付けがある。
- 電線に付着した氷雪の断面が非対称になり、これに風が当たることで発生する揚力の影響で、電線が振動する現象をギャロッピングといい、多導体では発生しにくい。
- 多導体の送電線に風速10m/sを超える風が当たることで、多導体の素導体が不安定になり電線が振動する現象をサブスパン振動という。
- 電線に付着した氷雪が脱落し、その反動で電線がはね上がる現象をスリートジャンプという。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、架空送電線の振動に関する特徴とその対策について説明しています。
この選択肢は正しいです。
送電線を上下に配置する際に、オフセット(ずらす)を設けることで、電線同士の接触を防ぐことができます。これにより、電線が摩擦で損傷したり、振動が引き起こされたりするのを防ぐことができます。
この選択肢は正しいです。
微風振動は、電線が微風にさらされることで発生する振動で、これを抑えるためにダンパ(振動を吸収する装置)を取り付ける方法があります。ダンパは振動を抑える効果があり、振動による損傷を防ぎます。
この選択肢は正しくありません。
ギャロッピングは、電線に付着した氷雪などが風によって非対称になり、揚力を受けて振動する現象です。実際、多導体(複数の導体が束ねられている送電線)ではギャロッピングが発生しやすくなります。ですので「多導体では発生しにくい」という部分が誤りです。
この選択肢は正しいです。
サブスパン振動は、多導体送電線に風が当たったときに、個々の導体(素導体)が不安定になり、振動を引き起こす現象です。風速が高いと、振動が強くなることがあります。
この選択肢は正しいです。
スリートジャンプは、氷雪が電線から脱落する際、その反動で電線が跳ね上がる現象です。これは氷雪が重くて落ちるとき、反動で電線に急激な力がかかるために発生します。
送電線の振動現象には、微風振動、ギャロッピング、サブスパン振動などがあります。これらの振動を抑えるためには、ダンパの取り付けや電線の配置を工夫することが効果的です。また、氷雪が付着すると振動が起きやすく、特に多導体では注意が必要です。
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02
この問題は、架空送電線の特徴と対策に関するものです。
正しい記述です。
オフセットとは、上下に配置されている電線どうしが接触しないように間隔を設けることです。
正しい記述です。
送電線のダンパとは、送電線に発生する振動を抑える装置です。
誤りのある記述です。
ギャロッピングは、単動体よりも多導体において発生しやすい現象です。
正しい記述です。
サブスパン振動は、多動体の送電線に特有な現象で、比較的強い風によって発生します。
正しい記述です。
架空送電線の振動には様々な種類があります。
それぞれの原因および対策を正しく理解しておきましょう。
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