第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問61 (機械 問17(a))

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問題

第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問61(機械 問17(a)) (訂正依頼・報告はこちら)

どの方向にも光度が等しい均等放射の点光源がある。この点光源の全光束は3000lmである。この点光源を図のように配置した。水平面から点光源までの高さは2mであり、点光源の直下の点AとBとの距離は1.5mである。次の問に答えよ。

この点光源の平均光度[cd]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)

01

点光源の平均光束を求める計算問題です。

選択肢2. 239

◆点光源の立体角ωを求めます。

球の立体角は、表面積Aを半径rの2乗で割ることで求められます。

したがって、立体角ωは

 

ω=A/r2

=4πr2/r2

=4π [sr]

 

となります。

 

 

◆点光源の平均光束Iを求めます。

平均光束は、全光束を立体角で割ることで求められます。

したがって、平均光束Iは

 

I=F/ω

=3000/4π

≒ 238.73 [cd]

 

となり、最も近い選択肢は239[cd]となります。

まとめ

令和4年下期に同じ問題が出題されています。

参考になった数5

02

点光源の平均光束を求める計算問題です。

選択肢1. 191

誤りです。

選択肢2. 239

点光源 A の光度 I は、光束Fを用いて、I=F/ωにて表現されます。

また、立体角ω[sr]は、半径r[m]の錐体が球面を切り取ったときの面積S[m2]とした場合、ω=S/r2

S=4πr2[m2]より、

ω=4πr2/r2

=4π

 

F=3000[lm]

I=3000/4π

238.7[cd]

≒239[cd]

選択肢3. 318

誤りです。

選択肢4. 477

誤りです。

選択肢5. 955

誤りです。

まとめ

光度I、立体角ωは、公式として覚えておきましょう。

参考になった数1

03

点光源の平均光度を求める問題です。

選択肢2. 239

題意より、全光束Φは3000[lm]なので、

光度I=Φ/4π=3000/4π​=238.7[cd]

となります。

 

よって、239[cd]が正です。

 

参考になった数1