1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問35

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

自家用発電設備におけるガスタービンに関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 使用燃料は気体燃料に限られている。
  • ガスタービン本体を冷却するための冷却水が不要である。
  • ディーゼルエンジンに比べて多量の燃焼用空気を必要とする。
  • ディーゼルエンジンに比べて構成部品が少ない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.気体燃料に限られていません。従って、1が不適切です。

2.ガスタービンは空気による冷却方式のため冷却水は不要です。

3.4.ディーゼルエンジンと比較すると、ガスタービンは構成部品が少なく、燃料用空気を多く必要とするという特徴を持ちます。

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02

正解は【1】です。

ガスタービン発電とは、圧縮した空気に燃料を吹き付け、
膨張した高温高圧のガスでタービンを回して機械回転力を生むもので、
単に天然ガスを燃料とするものを指すのではなく、
燃料には軽油等の液体燃料も使用されますので、
「気体燃料に限られる」は不適当です。

【2】
ガスタービン発電は蒸気を復水させませんので、冷却水は不要になります。

【3】
ガスタービン発電は燃焼用の空気を圧縮させ続けますので多量の燃焼用空気が必要になります。

【4】
ディーゼルエンジンと比べると構造は簡単で、
構成部品・重量は少なくなります。

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03

自家用発電設備で使用されるガスタービンに関する問題です。

選択肢1. 使用燃料は気体燃料に限られている。

×

ガスタービンは、圧縮機から出た高圧空気を高圧の燃焼ガスとして燃焼器を通して作られ、タービンに導入されます。燃焼器にはガスでも液体でも燃焼できるものが必要です。

「気体燃料に限られて」は誤りです。

選択肢2. ガスタービン本体を冷却するための冷却水が不要である。

ガスタービンの冷却は、冷却空気を利用して冷却します。また、無冷却のためのセラミックスなど非金属の使用の開発がなされています。

選択肢3. ディーゼルエンジンに比べて多量の燃焼用空気を必要とする。

ガスタービンの燃焼はガスのため、液体のディーゼルの燃焼に比べると、ディーゼルの燃料の方がカロリーが高くなり、空気量はディーゼルエンジンに比べて多くなります。

選択肢4. ディーゼルエンジンに比べて構成部品が少ない。

ディーゼルエンジンは、ピストンエンジンを使っているため部品数が多くなりますが、対してガスタービンの構成部品数は少なくなります。

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