1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問59

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問59 (訂正依頼・報告はこちら)

屋内に設置するディーゼル機関を用いた自家発電設備の施工に関する記述として、「消防法」上、不適当なものはどれか。
ただし、自家発電設備はキュービクル式以外のものとする。
  • 自家発電装置と別置の操作盤の前面には、幅0.8mの空地を確保した。
  • 自家発電装置の周囲には、幅0.6mの空地を確保した。
  • 予熱する方式の原動機なので、原動機と燃料小出槽の間隔を2mとした。
  • 燃料小出槽の通気管の先端は、屋外に突き出して建築物の開口部から1m離した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.自家発電機と別置きの制御盤の前面には1m以上の空地が必要です。
したがって、選択肢1は不適当です。

2.自家発電設備の周囲には0.6m以上の幅の空地を有するとされています。

3.予熱する方式の原動機は燃料タンクとの間隔は2m以上ですので、正しい記述です。

4.屋外での通気管の保有距離は規定されていませんので適当と言えます。

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02

正解は、1 です。

ディーゼル機関を用いた自家発電設備を屋内に設置する場合、事故防止のための制限が設けられています。

その一つが、自家発電装置と別置の操作盤の前面までの距離で、“幅1.0m以上の空地を確保する”必要があります。

他の2・3・4 は、いずれも正しく述べています。

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03

「消防法」に対して、屋内に設置する、ディーゼル機関を用いた自家発電設備の、施工に関する問題です。

選択肢1. 自家発電装置と別置の操作盤の前面には、幅0.8mの空地を確保した。

×

キュービクル式以外の自家発電設備では、運転制御装置、保護装置、励磁装置その他の装置を収納する操作盤(自家発電装置に組み込まれていないもの)は、鋼板製の箱に収納し、箱の前面に 1 m 以上の幅の空地を有するものとします。

(「消防法施行規則」第12条第1項第4号)

「幅0.8mの空地を確保」なので、1 m 以下のため、誤りです。

選択肢2. 自家発電装置の周囲には、幅0.6mの空地を確保した。

キュービクル式以外の自家発電設備では、自家発電装置の周囲には、0.6 m 以上の幅の空地を有するものとします。

(「消防法施行規則」第12条第1項第4号)

選択肢3. 予熱する方式の原動機なので、原動機と燃料小出槽の間隔を2mとした。

燃料タンクと予熱方式の原動機との間隔は、 2 m 以上、その他の方式の原動機では、0.6 m 以上とします。

(「消防法施行規則」第12条第1項第4号)

選択肢4. 燃料小出槽の通気管の先端は、屋外に突き出して建築物の開口部から1m離した。

第4類危険物(ディーゼル燃料)の屋内貯蔵タンクのうち、圧力タンク以外のタンクに設ける通気管は、無弁通気管とし、その位置及び構造は、次のようにします。

1 先端は、屋外にあつて地上 4 m 以上の高さとし、かつ、建築物の窓、出入口等の開口部から 1 m 以上離します

(引火点40℃以下の場合は、別の基準によりますが、ディーゼル燃料は引火点 40℃ 以上ですので関係しません。)

(「危険物の規制に関する規則」第20条第2項)

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