1級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)
(旧)平成30年度 問62

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年) 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

構内電気設備の合成樹脂管配線(PF管、CD管)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリートに埋設する配管は、容易に移動しないように鉄筋にバインド線で結束した。
  • 太さ28mmの管を曲げるときは、その内側の半径を管内径の6倍以上とした。
  • PF管を露出配管するときの支持にはサドルを使用し、支持間隔を2.0m以下とした。
  • CD管はコンクリート埋設部分に使用し、PF管は軽量鉄骨間仕切内に使用した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

選択肢3で「支持間隔を2.0m以下」とありますが、1.5m以下(内線規程では1.0m以下が良いとされています)です。

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02

正解は、3 です。

PF管の支持点間の距離は1m以下にしなければなりません。

なお、可とう性のない合成樹脂管の支持点間は1.5m以下にしなければなりません。

他の、1・2・4 は正しく述べています。

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03

構内電気設備において、PF管・CD管による合成樹脂管配線に関する問題です。

選択肢1. コンクリートに埋設する配管は、容易に移動しないように鉄筋にバインド線で結束した。

CD管はコンクリートに埋め込んで施設します。鉄筋コンクリート内に埋め込む際は、コンクリート打設時に、配管が移動しないように、鉄筋にバインド線などで固定します。

(「公共建築工事標準仕様書 平成31年版 電気設備工事編」参照)

選択肢2. 太さ28mmの管を曲げるときは、その内側の半径を管内径の6倍以上とした。

管の曲げ半径(内側半径)は、管内径の 6 倍以上とし、3 箇所を超える直角か、これに近い屈曲箇所は設けてはいけません。

なお、管の太さが 22 mm以下の場合で、施工上やむを得ず曲げるときは、管内の断面が著しく変形せず、管にひびが入らない程度まで曲げ半径を小さくできます。

選択肢3. PF管を露出配管するときの支持にはサドルを使用し、支持間隔を2.0m以下とした。

×

露出配管の施設には、管の支持はサドルやハンガなどを使い、取り付け間隔は、1 m 以下とします。

「支持間隔を2.0 m以下とした」は、誤りです。

注意) 電技解釈では、管の支持点間の距離は、 1.5 m 以下とするように規定されています。

一方、「公共建築工事標準仕様書」には、解説文で書いたとおりになっているため、こちらを採用しました。ただし、隠ぺい配管の施設では、管の支持は、1.5 m 以下となっています。

選択肢4. CD管はコンクリート埋設部分に使用し、PF管は軽量鉄骨間仕切内に使用した。

CD管はコンクリート内に埋め込んで施設します。PF管は、露出部、隠ぺい部で施設します。

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