1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午前 ハ 問50
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午前 ハ 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
都市ガス(LNG)又は液化石油ガス(LPG)を使用する建築物等のガス設備に関する記述として、不適当なものはどれか。
- LPGは、LNGより発熱量が大きい。
- ガス管には、LNG及びLPGとも配管用炭素鋼鋼管が用いられる。
- ガス燃焼器からガス漏れ検知器までの最大水平距離は、LNGのほうが小さい。
- LPGは、LNGより比重が大きい。
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この過去問の解説 (3件)
01
LNG→一般的に都市ガスといわれているもので、
メタンやエタンが主成分で空気より軽いです。
LPG→一般的にプロパンガスといわれているもので、
プロパンが主成分で空気より重いです。
ガス漏れ検知器までの最大水平距離は、
消防法とガス事業法により
空気より重い場合 4m
空気より軽い場合 8m
と定められています。
よってLNGの方が最大水平距離は大きくとれるので、
不適当です。
【1】
燃料の発熱量は、LPGが約2倍程、LNGより高いです。
よって正しいです。
【2】
ガス管には、配管用炭素鋼鋼管(SGP)が
LNG、LPGともに広く使用されています。
よって正しいです。
【4】
ガスを気体として、空気と比べた場合、
LPGは空気より重く、LNGは空気より小さいです。
よってLPGの方が、比重が大きいとなるので、
正しいです。
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02
天然ガスを液化させたものなので「ナチュラルガス」のNG。
LPGはプロパンガスといわれています。
PGは「ペトローリアムガス」の略称になり、プロパンやブタンが主成分になります。
LNG(天然ガス)は空気よりも軽くガス検知器までの最大水平距離が8mになります。
LPG(プロパン)は空気よりも重いのでガス検知器までの最大水平距離は4mになります。
従って、LNGの方がガス検知器までの最大水平距離は大きくなります。
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03
建築物等のガス設備で使用する、都市ガス(LNG)と液化石油ガス(LPG)の比較に関する問題です。
LNGは天然ガスで、メタンが主成分です。
LPGは液化石油ガスで、プロパンとブタンが主成分です。
○
LPGの発熱量は、100,470 [kJ/m3]
LNGの発熱量は、 44,500 [kJ/m3]
○
高圧部であれば、配管用炭素鋼鋼管を使用します。
屋内外の高圧部以外では、ポエチレン被覆鋼管などを使用します。
どちらもガス管であるので、ガス管がどこからかが記載していないため、正解とも誤りとも言えません。
×
ガス漏れ検知器の設置位置は、次のように規定されています。
ガス比重<1 (LNG) の場合は、燃焼器から水平距離 8 m以内、天井面から 30 cm以内
ガス比重>1 (LPG) の場合は、燃焼器から水平距離 4 m以内、床面から 30 cm 以内
*この基準は、ガス事業法、消防法、液化石油ガス法、建築基準法は皆同じです。
したがって、最大水平距離は、LPGの方が小さい。
「最大水平距離は、LNGのほうが小さい」は、誤りです。
○
LPGの比重は、1.61 (空気=1)
LNGの比重は、0.63 (空気=1)
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