1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午後 イ 問67

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午後 イ 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

現場打ちマンホールの施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 根切り深さの測定には、精度を高めるためにレーザ鉛直器を用いた。
  • 底面の砂利は、すき間がないように敷き、振動コンパクタで十分締め固めた。
  • マンホールを正確に設置するため捨てコンクリートを打ち、その表面に墨出しを行った。
  • マンホールに管路を接続後、良質の根切り土を使用し、ランマで締め固めながら埋め戻した。

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この過去問の解説 (3件)

01

根切り作業(掘削作業)では深さを測定する必要があります。
レーザー鉛直器では鉛直度を測定する機械なので深さを測定することはできません。

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02

正解は【1】です。

レーザー鉛直器は、仕上げのレベル出し等に使われる物で、
根切り時に、正確なレベルを出しても、後工程の砂利敷きや、
設置でずれが生じますので、あまり使用しません。

【2】
底面は水はけが良くなるように砂利や砕石を敷きつめ、
設置後に沈下しないように十分、締め固めます。

【3】
墨出しを行えば、正確に設置できます。

【4】
良質の根切り土で、締め固めながら埋め戻します。

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03

現場打ちマンホールの施工に関する問題です。

選択肢1. 根切り深さの測定には、精度を高めるためにレーザ鉛直器を用いた。

×

根切り深さの測定に、高精度は必要がないため、現場で簡単に使用でき自動で焦点を合わせるオートレベルを使用します。水平距離や高さを測定します。

レーザー鉛直器の精度は 5 mm/100 m と高精度で、建物の垂直管理や建物の基準設定に使われ、マンホールの高さ測定には、これほどの高精度は必要ありません。

「精度を高めるためにレーザ鉛直器を用いた」は誤りです。

選択肢2. 底面の砂利は、すき間がないように敷き、振動コンパクタで十分締め固めた。

マンホールの底面は締固めを行います。締固めには、砂利を隙間が無いように敷いて、配管配線の溝内の締固めに用いられる振動コンパクタを使い、十分に締固めます。

選択肢3. マンホールを正確に設置するため捨てコンクリートを打ち、その表面に墨出しを行った。

マンホールを設置後は、正確にするためコンクリートを打って、表面には位置などが分かるように隅出しを行います。

選択肢4. マンホールに管路を接続後、良質の根切り土を使用し、ランマで締め固めながら埋め戻した。

マンホールに管路を接続して完成した後は、マンホールを埋め戻します。埋め戻しには根切り土を使い、小規模で埋め戻し部分は、この作業に一番適しているランマを使って締固めます。

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