1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午後 ロ 問70

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午後 ロ 問70 (訂正依頼・報告はこちら)

発注者が適正な施工体制を確立するため、受注者を選定する場合に評価すべき事項として、最も重要度が低いものはどれか。
  • 経営管理能力
  • 営業活動の状況
  • 建設業許可の有無
  • 労働安全衛生管理の状況

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【2】です。

営業活動の状況は重視されません。
公共工事において、品質は受注者の技術力に左右されてしまう為、
契約前に受注者が適正かを判断する必要があります。
建設業許可に始まり、
経営状況や法律順守、施工実績が重要視されます。

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02

施工体制を確立するために発注者が評価すべき事項なので、営業活動は関係ありません。
建設業の許可や労働安全衛生については施工体制表に記載する必要があります。
経営管理能力については、自社はもちろん下請け業者への支払い等を考えると必要な事項です。

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03

発注者が適正な施工体制を確立するため、受注者を選定する場合に評価すべき事項に関する問題です。

発注者にとって、工事施工を行う受注者に求めることは、安全管理・工程管理・品質管理がしっかりできて、さらに予算内で工事を収める経営管理です。

選択肢1. 経営管理能力

建設業者としての経営管理は、経済性だけではなく、安全管理・工程管理・品質管理が社内的に統一されて管理できて、もしどれかに不手際があっても、社内的に解決が図れる体制にある会社です。

そのため、経営管理能力は重要度の高い評価する項目です。

選択肢2. 営業活動の状況

×

営業活動の状況の評価は、営業活動は活発に行われ、そこそこの営業成績があったとしても、建設したものにクレームが絶えない、予算がオーバーするなどの評価とは異なります。

そのため、営業活動の状況だけの評価の重要度は低くなります。

選択肢3. 建設業許可の有無

建設の受注者が、許可を持っていない場合は、過去の工事実績を調べて、安全管理・工程管理・品質管理が行われているかの調査が必要です。

一方、建設業許可を受けた建設業者は、公的に安全管理・工程管理・品質管理の評価を受けて工事を受注しているため、いくつかの実績を調べるだけで、安心して任せることができます。

そのため、建設業許可の有無は重要度の高い評価する項目です。

選択肢4. 労働安全衛生管理の状況

現場工事で安全管理ができておらず、小さい事故でも多発すれば、工事の遅れだけでなく、工事の品質や工程管理にも影響が出て、受注者との信頼が崩れます。

したがって、労働安全衛生管理の状況は重要度の高い評価する項目です。

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