1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午後 ハ 問84

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午後 ハ 問84 (訂正依頼・報告はこちら)

特定電気用品に該当するものとして、「電気用品安全法」上、誤っているものはどれか。ただし、使用電圧200 Vの交流の電路に使用するものとし、機械器具に組み込まれる特殊な構造のもの及び防爆型のものは除く。
  • 定格電流20 Aのリモートコントロールリレー
  • 定格電流30 Aの配線用遮断器
  • 14 mm2の600 V CVTケーブル
  • 定格消費電力10 kWの電気温水器

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【1】です。

特定電気用品は、
電気用品のうち特に安全上規制の必要な物として
116品目指定されています。

【2】
定格電流100A以下(電動機用は定格容量12Kw以下)
の配線用遮断器は特定電気用品です。

【3】
断面積22㎟以下のケーブル(線心7本以下)
は特定電気用品です。

【4】
電気温水器は容量問わず特定電気用品です。

【1】
リモートコントロールリレーは特定電気用品に
定められていません。

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02

「電気用品安全法」上、特定電気用品に該当するものを選択する問題です。

選択肢1. 定格電流20 Aのリモートコントロールリレー

×

配線器具であつて、定格電圧が 100 V以上 300 V 以下で、交流で使用する、リモートコントロールリレー。定格電流が 30 A以下 で機械器具に組み込まれる特殊な構造でないもの。

これは、電気用品安全法で規定されている電気用品の規格です。

なお、特定電気用品には、リモートコントロールリレーは規定がありません。

交流200 V で定格電流 30 A 以下のため電気用品です

選択肢2. 定格電流30 Aの配線用遮断器

配線器具であって、定格電圧が 100 V以上 300 V以下の交流の電路に使用する。

開閉器であって、定格電流が 100 A 以下。

交流200 V で100 A 以下のため特定電気用品です

選択肢3. 14 mm2の600 V CVTケーブル

電線(定格電圧が 100 V以上 600 V以下)であって、ケーブル(導体の公称断面積が 22 mm2以下、線心が 7 本以下及び外装がゴム(合成ゴムを含む)または合成樹脂。

選択肢4. 定格消費電力10 kWの電気温水器

電熱器具であって、次に掲げるもの定格電圧が 100 V以上 300 V以下及び定格消費電力が 10 kW以下で、交流で使用する。

交流電圧 200 V 、定格消費電力10 kWの電気温水器は、特定電気用品です。

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03

特定電気用品に該当するものの問題です。

 

電気用品のうち、特に安全性に留意すべきものとして、

特定電気用品が定められています。

 

選択肢1. 定格電流20 Aのリモートコントロールリレー

✕ 誤りです。

 

リモートコントロールリレーは電気用品ですが、

特定電気用品ではありません。

選択肢2. 定格電流30 Aの配線用遮断器

〇 正しいです。

 

定格電圧が 100 V以上 300 V以下の交流の電路に使用する開閉器であって、

定格電流が 100 A 以下のものが特定電気用品に該当します。

選択肢3. 14 mm2の600 V CVTケーブル

〇 正しいです。

 

電線(定格電圧が 100 V以上 600 V以下)であって、

ケーブル(導体の公称断面積が 22 mm2以下、

線心が 7 本以下及び外装がゴム(合成ゴムを含む)または合成樹脂のもの)が該当します。

選択肢4. 定格消費電力10 kWの電気温水器

〇 正しいです。

 

電気温水器は、その容量に関わらず、

特定電気用品に該当します。

 

まとめ

電気用品や特定電気用品全てを暗記することは不可能なので、

この問題にあるような重要なものだけでも暗記しましょう。

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