1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午後 ロ 問68

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午後 ロ 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 労務工程表は、工事の規模、作業内容、資材の搬入時期などを検討して作成した。
  • 施工要領書は、品質の維持向上を図り安全かつ経済的施工方法を考慮して作成した。
  • 安全衛生管理計画では、安全管理体制の確立のために施工体制台帳を作成した。
  • 搬入計画書は、揚重機の選定、運搬車両の駐車位置と待機場所などを検討して作成した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

安全衛生計画書とは、安全衛生を確保するための書類であり、安全衛生に関する目標や実施予定の安全指導計画などを記載します。

一方、施工体制台帳は、工事を請け負う全ての業者名や各業者の施工範囲・技術者氏名等を記載した、組織的な構造を明示した台帳です。

この2つは安全のための計画と組織の構造を示す書類と異なる目的であるので、3の記述は不適当です。

他の1・2・4は適当な記述です。

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02

施工計画に関する問題です。

選択肢1. 労務工程表は、工事の規模、作業内容、資材の搬入時期などを検討して作成した。

労務計画は、作業員の量と質、作業能力などを把握し、作業規模、作業内容、資材の搬入などを考慮して、いつどのような職種の作業員が何人必要かを全体工程表から割り出して稼働人員を算出し、労務工程表を作成します。

選択肢2. 施工要領書は、品質の維持向上を図り安全かつ経済的施工方法を考慮して作成した。

施工要領書の目的は、施工の合理化とコスト削減できる新技術の導入などを考慮し、安全と品質を確保し維持できるようにすることで、それらを整理して施工要領を作成します。

選択肢3. 安全衛生管理計画では、安全管理体制の確立のために施工体制台帳を作成した。

×

安全衛生計画の目的は、建設現場での作業員の安全と衛生を確保し、安心できる作業環境を実現することです。そのために、総括安全衛生責任者の元で、安全衛生責任者、安全衛生管理担当者、下請各社の安全衛生責任者を決めて、安全衛生管理組織体制表を作成します

したがって、「施工体制台帳を作成した。」は誤りです

選択肢4. 搬入計画書は、揚重機の選定、運搬車両の駐車位置と待機場所などを検討して作成した。

工事に主要な工場組立て機器の搬入計画では、製作図の承認期限、製作日数、工場立会検査日程、搬入時期、搬入方法(重量・搬入口・開口期間)、運搬車両の駐車待機場所などを検討して、搬入計画書を作成します。

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03

施工計画に関する問題です。

選択肢1. 労務工程表は、工事の規模、作業内容、資材の搬入時期などを検討して作成した。

〇 正しいです。

 

工事の規模、作業内容、資材の搬入時期などから必要な人数を割り出し、

労務工程表を作成します。

 

選択肢2. 施工要領書は、品質の維持向上を図り安全かつ経済的施工方法を考慮して作成した。

〇 正しいです。

 

施工要領書を作成する目的は、品質の確保や、

経済性の向上などです。

 

選択肢3. 安全衛生管理計画では、安全管理体制の確立のために施工体制台帳を作成した。

✕ 誤りです。

 

安全衛生管理計画は、安全衛生管理体制を確立するために作成します。

施工体制台帳は、施工するための体制を定めたもので、

安全衛生管理計画とは異なるものです。

選択肢4. 搬入計画書は、揚重機の選定、運搬車両の駐車位置と待機場所などを検討して作成した。

〇 正しいです。

 

選択肢のとおりです。

まとめ

施工計画には、総合施工計画と工種別施工計画があり、

安全衛生計画は、総合施工計画に含まれる計画です。

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