1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問29
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
事務室に設ける分岐回路に関する記述として、「内線規程」上、不適当なものはどれか。
- 20A配線用遮断器分岐回路に設ける電灯受口の数は制限されていない。
- 20A配線用遮断器分岐回路に設けることのできる15A コンセントの数は10個以下である。
- 30A分岐回路に15A・20A 兼用コンセントを設けることができる。
- 40A分岐回路に40A コンセントを2個設けることができる。
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この過去問の解説 (4件)
01
15A・20A兼用コンセントは20A配線用遮断器分岐回路以外に接続できません。
A:(3)
15A分岐回路:15A以下
20A配線用遮断器分岐回路:20A以下
20A分岐回路(ヒューズに限る):20A以下
30A分岐回路: 20A以上 30A以下
40A分岐回路30A以上 40A以下
※20A配線用遮断器分岐回路では、
※10Aを越える大形電気機械器具を使用するコンセントは1個とする
20A~50A分岐回路では、コンセント専用とした場合、2個以下
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02
事務室に設ける分岐回路に関する問題です。
〇 正しいです。
一般に、電灯で使用される電流は小さく、使用電流も明示されているため、
設計が正しければ、過負荷となる事はないからです。
〇 正しいです。
電灯と違い、コンセントにはどんな負荷が接続されるかわかりません。
1回路のコンセント数が多くなると、過負荷で過電流遮断器が動作する可能性が
高まるため、目安として、10個以下と決められています。
✕ 誤りです。
30A以上の大型機器用回路には、専用の30Aコンセントを設置しなければなりません。
〇 正しいです。
実際の設計では、20Aコンセント(大型クーラーなど)は専用コンセントとする事が多いです。
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03
分岐回路は、幹線から分岐し、分岐過電流遮断器を経て、負荷に到達する間の配線です。(内線規程)
内線規程では、分岐回路の種類と、接続するコンセント、接続器、ソケット、使用電線について規定し、さらに、電灯受け口とコンセントの数について規定しています。
〇 正しいです。
20A 配線用遮断器分岐回路に設ける電灯受口専用の数は、制限されません。
〇 正しいです。
定格電流が 15A を超え 20A 以下の配線用遮断器分岐回路に設けることのできるコンセントは、定格電流が 20A 以下のもので、コンセント専用であれば 10 個以下となります。
したがって、15A のコンセントは、10個 以下です。
× 誤りです。
定格電流20Aを超え30A以下ののものは、コンセントは、定格電流が 20A以上30A以下のものとなります。ただし、15A・20A 兼用コンセントは使用できません。
〇 正しいです。
定格電流が 30A を超え 40A 以下のものは、コンセントは定格電流が 30A を超え 40A 以下のもので、コンセント専用では 2 個以下とします。
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04
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
電気設備の技術基準の解釈第149条で分岐回路を保護する過電流遮断器の種類と接続できるコンセントを規定しています。(149-3表参照)
そこでは、定格電流が20Aを超え30A以下の分岐回路には、定格電流が20A以上30A以下コンセント(定格電流が20A未満の差込みプラグが接続できるものを除く。)となっており、15A・20A 兼用コンセントは接続できないこととなっています。
適当です。
適当です。
不適当です。
適当です。
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