1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問33

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示す変圧器で構成される高圧受電設備の設備不平衡率として、「高圧受電設備規程」上、正しいものはどれか。
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この過去問の解説 (3件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

不平衡率の計算式は、

設備不平衡率=(各線間に接続される単相負荷総設備容量の

最大最小の差/総負荷設備容量の1/3)×100

値を代入すると、

設備不平衡率=((150-100)/(600/3))×100=25%

選択肢1. 25%

正解です。

選択肢2. 30%

上記説明より、誤りです。

選択肢3. 35%

上記説明より、誤りです。

選択肢4. 40%

上記説明より、誤りです。

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02

設備不平衡率は、各線に接続される単相変圧器容量の最大値と最小値の差と、電気室に設置される変圧器全部の容量との比率で、%で表します。

式は次のように表されます。

        各線接続の単相変圧器容量最大値と最小値の差[kVA]

設備不平衡率 = ―――――――――――――――――――――― × 100 [%]

              総変圧器容量 × 1/3 [kVA]

               150 - 100

設備不平衡率 = ―――――――――――――――――――――― × 100 [%]

         ( 200 × 1 + 100 + 150 × 2 ) × 1/3

=( 50 / 200 ) × 100 [%]

25 [%]

選択肢1. 25%

〇 正解です。

選択肢2. 30%

× 誤りです。

選択肢3. 35%

× 誤りです。

選択肢4. 40%

× 誤りです。

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03

高圧受電設備の設備不平衡率の問題です。

設備不平衡率は次式で定義されます。

        単相変圧器容量の最大値と最小値の差[kVA]

設備不平衡率 = ―――――――――――――――――――――― × 100 [%]

              総変圧器容量 × 1/3 [kVA]

数値を代入して、

25%

となります。

選択肢1. 25%

〇 正しいです。

選択肢2. 30%

✕ 誤りです。

選択肢3. 35%

✕ 誤りです。

選択肢4. 40%

✕ 誤りです。

まとめ

設備不平衡率が大きくなると、三相電流に不平衡が生じ、

零相電流が増加して損失が増えます。

設備不平衡率が大きくならないように、

負荷のバランスに注意することが重要です。

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