1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問41

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すテレビ共同受信設備において、増幅器出口からテレビ端子Aの出力端子までの総合損失として、正しいものはどれか。
ただし、条件は、次のとおりとする。
 増幅器出口からテレビ端子Aまでの同軸ケーブルの長さ:10m
 同軸ケーブルの損失:0.5dB/m
 2分岐器の挿入損失:5.0dB
 2分岐器の結合損失:10.0dB
 4分配器の分配損失:10.0dB
 4分配器の端子間結合損失:15.0dB
 テレビ端子の挿入損失:1.0dB
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  • 11.0dB
  • 21.0dB
  • 31.0dB
  • 46.0dB

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

この場合、総合損失の計算においては以下のようになります。

同軸ケーブルの損失+ 2分岐器の挿入損失+ 4分配器の分配損失+テレビ端子の挿入損失

値を代入すると、0.5dB/m×10m+ 5.0dB+ 10.0dB+ 1.0dB=21dB

選択肢1. 11.0dB

上記説明より、誤りです。

選択肢2. 21.0dB

正解です。

選択肢3. 31.0dB

上記説明より、誤りです。

選択肢4. 46.0dB

上記説明より、誤りです。

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02

テレビ共同受信設備で、増幅器出口からテレビ端子Aまでの総合損失を求める問題です。

テレビの信号は、増幅器を通って、分岐器を通り、分配器でテレビ端子Aまで行くことになります。増幅器からテレビ端子Aまでの同軸ケーブルの長さは、10 m です。

総合損失量は、次のように計算します。

➀ 同軸ケーブルの減衰量   10 m × 0.5 dB/m = 5.0 dB

② 分岐器挿入による減衰量(分岐器の入力はそのままテレビ端子Aに向かい、他の端子には接続しないため、挿入損失となります。)     5.0 dB

③ 分配器挿入による減衰量(分岐器と同様に、他の端子には接続しないため、分配損失となります。)                   10.0 dB

④ テレビ端子Aの挿入による減衰量        1.0 dB

――――――――――――――――――――――――――――――

総合減衰量(総合損失量) = ➀+②+③+④     21.0 dB

選択肢1. 11.0dB

× 誤りです。

選択肢2. 21.0dB

〇 正解です。

選択肢3. 31.0dB

× 誤りです。

選択肢4. 46.0dB

× 誤りです。

参考になった数7

03

テレビ共同受信設備における総合損失の計算問題です。

 

図において、分岐器は分岐側に機器がないため、挿入損失のみになります。

同様に、分配器も分配損失のみになります

 

総合損失=同軸ケーブル分0.5dB/m×10m

              + 2分岐器の挿入損失5.0dB

              + 4分配器の分配損失10.0dB

              + テレビ端子の挿入損失1.0fB

            = 21.0dB

 

となります。

 

選択肢2. 21.0dB

〇 正しいです。

まとめ

総合損失は、各機器、ケーブル損失の加算になります。

機器に他の機器が接続されている場合は、結合損失や端子間結合損失が発生します。

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