1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ハ 問50

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ハ 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリートを型枠の隅々まで充填する作業が締固めである。
  • 打込み後のコンクリートの露出面は、風雨や直射日光から保護する。
  • 硬化初期の期間中は、セメントの水和反応のため、乾燥した状態を保つようにする。
  • 打継ぎ部は、部材のせん断応力の小さい位置に設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

1は正しい。締固めとは、具体的には、打込んだコンクリートにバイブレータなどで振動を加えて、内部の気泡・水分を追い出し、型枠の隅々までコンクリートを移動させます。

2は正しい。コンクリートの固化が始まるまで、養生シートなどで覆い、風雨や日光から保護し、表面の湿度や温度を管理します。表面が乾燥すると、セメントの水和反応が不十分となって、十分な強度が得られません。

3は間違い。コンクリートの表面が乾燥すると、セメントの水和反応が不十分となって、十分な強度が得られません。乾燥ではなく湿潤が正しい。

4は正しい。コンクリートの打ち継ぎ部分は強度が小さいので、部材のせん断応力の小さい位置に設けます。

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02

コンクリートの施工に関する問題です。

選択肢1. コンクリートを型枠の隅々まで充填する作業が締固めである。

〇 正しいです。

打ちたてのコンクリートは粘土があるため、バイブレーターなどの振動機器を

使って、隅々までコンクリートを充填します。

選択肢2. 打込み後のコンクリートの露出面は、風雨や直射日光から保護する。

〇 正しいです。

打込み後のコンクリートは、温度管理や湿度管理が重要なので、

風雨や直射日光から保護します。

選択肢3. 硬化初期の期間中は、セメントの水和反応のため、乾燥した状態を保つようにする。

✕ 誤りです。

水和反応を促すため、湿潤を保持します。

選択肢4. 打継ぎ部は、部材のせん断応力の小さい位置に設ける。

〇 正しいです。

打継ぎ部は、強度が弱くなるため、なるべく力のかからない部分を選択します。

まとめ

電気機器の基礎を作るのに、コンクリートを使う為、

この程度の基礎知識は知っておく必要があります。

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03

コンクリートの施工に関する問題です。

選択肢1. コンクリートを型枠の隅々まで充填する作業が締固めである。

〇 正しいです。

コンクリートの締固めは、コンクリート棒型振動機やつき棒を使って、型枠の隅々まで締固めます

締固めが十分に行われないと、空洞やコールドジョイントなどの欠陥が生じ、悪い品質のコンクリートとなります。

選択肢2. 打込み後のコンクリートの露出面は、風雨や直射日光から保護する。

〇 正しいです。

コンクリート打設後は、急激に乾燥させるとひび割れが生じるため、湿潤状態を十分に保つように養生します。養生は、直射日光や風雨などからコンクリートの露出部を保護する他に、適当な温度を保ち、振動や外力を加えないように注意します。

選択肢3. 硬化初期の期間中は、セメントの水和反応のため、乾燥した状態を保つようにする。

× 誤りです。

コンクリートの硬化初期には十分な水を加え、必要な強度が得られるまで湿潤状態を保って養生します。セメントの水和反応は、コンクリートを製造する過程のことで、コンクリートの硬化初期とは関係ありません。

したがって、「乾燥した状態を保つようにする」は誤りです

選択肢4. 打継ぎ部は、部材のせん断応力の小さい位置に設ける。

〇 正しいです。

打ち継ぎは、できるだけ少なくし、せん断応力が小さいところで行います

打継面は、部材の圧縮力の作用方向と直交するように行います。

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