1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ハ 問52
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ハ 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
土留め壁を設けて行う掘削工事に関する次の記述に該当する現象として、適当なものはどれか。
「軟弱な粘度質地盤で掘削を行うとき、矢板背面の鉛直土圧によって掘削底面が盛り上がる現象」
「軟弱な粘度質地盤で掘削を行うとき、矢板背面の鉛直土圧によって掘削底面が盛り上がる現象」
- スカラップ
- ヒービング
- ボイリング
- パイピング
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この過去問の解説 (3件)
01
1 .スカラップは、鉄骨材を溶接する際に、溶接交差部分に設ける扇形の穴のことです。
2 .ヒービングは、山留めを設け地盤を根切りしたとき、根切りした地盤面が膨れ上がる(盛り上がる)現象です。
3 .ボイリングは、根切りした地盤と周囲地盤の水位差による水圧の影響で、根切り直下の地盤が沸騰した状態(土が吹き上がる)になる現象です。
4 .パイピングは、滞水層などがある地層で、工事による掘削に伴って生じる掘削面内外の水圧差によって滞水がある流路を形成して、附近の土砂とともに掘削場所に噴出する現象です。
よって、正解は2
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02
土留め壁(矢板壁など)を設けて行う掘削工事に関する問題です。
× 不適当です。
突き合わせ継手のアーク溶接で、溶接線の交差を避けるため、片方の母材に設ける扇形状の切欠きをスカラップと言います。
〇 正解です。
軟弱な粘土質地盤では、土留め背面の土砂の荷重が大きい場合に起こります。矢板壁で土留め後に、掘削していくに伴って、掘削面側と矢板背面側の力の不均衡さが増え、掘削底面が安定しなくなり、掘削底面が盛り上がる現象が、ヒービングです。
× 不適当です。
砂質地盤で地下水位が高い場合には、掘削により水と砂が吹き上がる現象が起こり、ボイリングと言います。
× 不適当です。
ボイリング状態で、矢板壁の下部に水と砂が通る状態になると、矢板上部の外側から土砂が運ばれるパイプ状の水の道ができる現象が起こり、パイピングと言います。
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03
土留め壁を設けて行う掘削工事に関する問題です。
1 .スカラップは、鉄骨材を溶接する際に、溶接交差部分に設ける扇形の穴のことです。
2 .ヒービングは、山留めを設け地盤を根切りしたとき、根切りした地盤面が膨れ上がる現象です。
3 .ボイリングは、根切りした地盤と周囲地盤の水位差による水圧の影響で、根切り直下の地盤が沸騰した状態になる現象です。
4 .パイピングは、滞水層などがある地層で、工事による掘削に伴って生じる掘削面内外の水圧差によって滞水がある流路を形成して、附近の土砂とともに掘削場所に噴出する現象です。
✕ 誤りです。
〇 正しいです。
✕ 誤りです。
✕ 誤りです。
かなり専門的な内容になりますので、ヒービングぐらいを覚えておくとよいでしょう。
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