1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ハ 問53

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ハ 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道の線路に関する用語の定義として、「日本産業規格(JIS)」上、不適当なものはどれか。
  • 路盤とは、軌道を支えるための構造物をいう。
  • 狭軌とは、標準軌より狭い軌間をいう。
  • カントとは、曲線部において軌間を拡大する量をいう。
  • 軌きょうとは、レールとまくらぎとを、はしご状に組み立てたものをいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3

カントとは、線路の曲線部で車両が外方に倒れるのを防ぐために、外側レールを内側レールより高くする度合いをいう。軌間ではありません。

参考になった数15

02

鉄道の線路に関する用語の問題です。

選択肢1. 路盤とは、軌道を支えるための構造物をいう。

〇 正しいです。

路盤はレールを支える土木構造物で、土又はコンクリートでできています。

選択肢2. 狭軌とは、標準軌より狭い軌間をいう。

〇 正しいです。

JRの在来線のほとんどが狭軌です。

新幹線や大手私鉄の多くが標準軌を採用しています。

選択肢3. カントとは、曲線部において軌間を拡大する量をいう。

✕ 誤りです。

カーブがきつい区間では、遠心力で車体が外側にもっていかれるため、

外側のレールを内側よりも高く設定します。

この高低差をカントといいます。

選択肢4. 軌きょうとは、レールとまくらぎとを、はしご状に組み立てたものをいう。

〇 正しいです。

まとめ

新幹線を広軌と呼ぶ時代もありましたが、世界の6割の鉄道がこのレール幅を

採用している為、現在では「標準軌」と呼ぶようになりました。

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03

鉄道の線路に関する用語のJIS上の定義の問題です。

選択肢1. 路盤とは、軌道を支えるための構造物をいう。

〇 正しいです。

路盤とは、軌道を支えるための構造物です。

線路の路盤は、軌道の道床に下にあり、軌道を支持して軌道に程度な弾性を与えて、路盤以下に分散した荷重を伝えます。

選択肢2. 狭軌とは、標準軌より狭い軌間をいう。

〇 正しいです。

狭軌は、標準軌より狭い軌間です。

軌間はレール頭部の間の最短距離ですが、標準軌間は、1.435 mありますが、これより狭いのが狭軌です。

選択肢3. カントとは、曲線部において軌間を拡大する量をいう。

× 誤りです。

カントは、曲線部における,外側レールと内側レールとの高低差です。(JIS定義)

列車が曲線部を通過するときに、局線の外側に遠心力が働き、車両の転覆や乗り心地悪さが生じる恐れがあるため、外側レールを内側レールより高くしてその高低差がカントです。

なお、問題文の定義はスラックです。列車が曲線部で、車両がスムースに走行するために、軌間を内側に拡大します。この拡大量がスラックです。

選択肢4. 軌きょうとは、レールとまくらぎとを、はしご状に組み立てたものをいう。

〇 正しいです。

軌きょうは、レールとまくらぎとをはしご状に組み立てたものです。

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