1級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)
午前 ロ 問21
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年) 午前 ロ 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
架空送電線における支持点間の電線のたるみの近似値D〔m〕及び電線の実長の近似値L〔m〕を求める式の組合せとして、適当なものはどれか。
ただし、各記号は次のとおりとし、電線支持点の高低差はないものとする。
S:径間〔m〕
T:電線の最低点の水平張力〔N〕
W:電線の単位長さ当たりの重量〔N/m〕
解答選択肢
左(たるみ)、右(実長)
ただし、各記号は次のとおりとし、電線支持点の高低差はないものとする。
S:径間〔m〕
T:電線の最低点の水平張力〔N〕
W:電線の単位長さ当たりの重量〔N/m〕
解答選択肢
左(たるみ)、右(実長)
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この過去問の解説 (3件)
01
たるみと実長の導出については、双曲線関数(大学であつかう)の知識が必要なので、試験会場で導出するのは難しく、結果だけ覚えてしまうのが、効率的だと思います。
たるみDの暗記方法:
鳩(8T)が電線の上に2羽(WS2)
がいいようです。
なお、張力Tは、「電線の最低点の水平張力」とややこしいので、実務で計算する時には気を付けてください。
実長の暗記方法は見つかりませんでしたが、
8D2/3S
について、「8」が上だけ覚えておけば、試験の選択問題は戦えると思います。
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02
電線は放物線(二次関数)と見なして、計算します。
たるみの式は、次式(近似式)で表せますが、架空線のたるみでは、電線の自重、氷雪の付着による荷重、風圧による荷重などを考慮します。
その他にも、たるみが小さいときの張力が大きくなること、高温度による電線の伸びでのたるみの大きさに変化などにも注意が必要です。
たるみの式
D = W S2 / 8T [m]
電線の実長
L = S + 8 D2 / 3 S [m]
計算式の導きは、解説しても意味がないため(電検受験者以外は不要)、割愛します。
× 誤りです。
× 誤りです。
× 誤りです。
〇 正解です。
<参考>
温度が変化して、実長が変わったときは次のようになります。
温度変化 t [℃]、電線の線膨張係数 α
元の実長 L1 [m]、温度変化による実長 L2 [m]
L2 = L1 (1 ± α t)
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03
架空送電線における支持点間の電線のたるみの近似値及び電線の実長の近似値の問題です。
これらの式を導く方法はとても複雑なので、公式として暗記するよりありません。
暗記するコツは、変数が分子と分母のどちらに入るのか物理的に考えることと、
数字の3と8の入る位置を覚える方法がいいと思います。
✕ 誤りです。
✕ 誤りです。
✕ 誤りです。
〇 正しいです。
電気の試験では、公式を暗記していないとできない問題が出されます。
なずそうなるのかは、時間のある時に考えるとして、試験に合格するという
目的の為には、公式を暗記するのが近道です。
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