1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ロ 問6
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ロ 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
架空送電線路のギャロッピングに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 電線に付着した氷雪が脱落し、その反動で電線が跳ね上がる現象である。
- 振幅が大きくなり、相間短絡を起こすことがある。
- 単導体よりも多導体において発生しやすい。
- 防止対策として、送電線に相間スペーサを取り付ける方法がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
架空送電線路のギャロッピング現象に関する問題です。
×
ギャロッピング現象は、送電線に付着した氷雪の断面が非対称となり、風が当たるときに揚力が発生して電線を振動させる現象です。
問題文の現象は、スリートジャンプ現象です。
〇
振幅は 10m に達することもあって、相間短絡を起こす場合があります。
〇
単導体より多導体で起こりやすい現象です。
〇
相関スペーサの取付けによって、線間接触事故を防止します。
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02
ギャロッピング現象の原因、影響、発生条件、防止策を理解することが重要です。
特に、ギャロッピング現象と似た現象であるスリートジャンプ現象との区別がポイントとなります。
不適切です。
ギャロッピング現象は、送電線に付着した氷雪が風によって非対称な力を受けることで発生する振動現象です。
一方、氷雪が脱落して電線が跳ね上がる現象は、ギャロッピングとは異なる別の現象で「スリートジャンプ現象」と呼ばれます。
スリートジャンプは、氷雪の重みによって電線が下がり、氷雪が脱落することで反動で電線が上に跳ね上がる現象です。
適切です。
ギャロッピングによる振動は、時に大きな振幅を生じさせ、これが原因で隣接する送電線同士が接触し、相間短絡(異なる相の電線間での短絡)を引き起こす可能性があります。
適切です。
単導体に比べて、多導体は表面積が大きく氷雪の付着がより多くなる傾向があり、ギャロッピングが発生しやすいとされています。
適切です。
相間スペーサは送電線間の距離を一定に保つために使用される装置で、これにより送電線が互いに接触することを防ぎます。
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03
架空送電線路のギャロッピングに関する問題です。
✕ 誤りです。
電線に付着した氷雪が脱落し、その反動で電線が跳ね上がる現象は、
スリートジャンプといいます。
ギャロッピングとは、電線に付着した氷雪によって、電線に揚力が生じ、
強風によって電線が振動する現象です。
〇 正しいです。
ギャロッピングの振幅が大きくなると、隣接する電線に接触し、
相間短絡となることがあります。
〇 正しいです。
多導体の方が電線の表面積が大きくなるので、氷雪が付着しやすくなります。
〇 正しいです。
ギャロッピングによる短絡事故対策として有効です。
ギャロッピングとは、強風によって電線が大きく左右に揺れる現象です。
スリートジャンプは、電線が下から上に跳ね上がる現象です。
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