1級電気工事施工管理技士の過去問 令和5年度(2023年) 午前 ロ 問13
この過去問の解説 (2件)
屋内全般照明の光束法による照度計算に関する問題です。
光束法による照度計算は、次のようになります。
E = F N U M /A
E:平均照度
F:ランプの光束
N:ランプ本数
U:照明率
M:保守率
A:床面積
部屋指数 = X Y/(X + Y) H
X:部屋の間口
Y:部屋の奥行
H:作業面から光源までの高さ
・反射率が大きいと、照明率も大きい
・部屋指数が大きいと、照明率も大きくなる。
〇
反射率が小さくなると、照明率も小さくなります。
照明率が小さくなれば、照度も小さくなります。
〇
保守率が小さいと、照度も小さくなります。
×
部屋指数が大きくなると、照明率も大きくなり、照度も大きくなります。
したがって、「照度は下がる」は誤りです。
〇
作業面から光源までの高さが高いほど、部屋指数が小さくなります。
部屋指数が小さくなると、照明率も小さくなり、照度度が下がります。
光束法では、部屋の寸法、反射率、保守率、光源の位置などの要素を考慮して照度を計算します。
適切です。
壁面の反射率が低いと、壁からの光の反射が少なくなります。
照明から放出される光の一部は壁面に当たり、反射して部屋全体を明るくします。
反射率が低い場合、この反射光が減少し、結果として部屋の照度が下がります。
特に、天井や壁の反射率が重要で、これらが低いと部屋全体の明るさが不足することになります。
適切です。
保守率は、照明器具の光源が時間とともに劣化したり、汚れが蓄積することによる光量の減少を考慮した値です。
保守率が低いと(つまり、照明器具の劣化や汚れで光量が減少している状態)、照明の明るさが弱くなるため照度は下がります。
不適切です。
一般的に、室指数が大きい(部屋が広いまたは光源が低い)場合、光源から作業面までの距離が短くなり、照度が高くなる傾向があります。
適切です。
光源が作業面から遠いほど、照度は減少します。
これは逆二乗の法則に基づいており、光源からの距離が倍になると照度はその四分の一になります。
したがって、光源が高い位置にある場合、作業面の照度は低くなります。
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