1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ロ 問15
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ロ 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
低圧電路に施設する過電流遮断器の性能等に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
ただし、低圧電路は、電動機のみに至る低圧分岐回路とする。
ただし、低圧電路は、電動機のみに至る低圧分岐回路とする。
- 短絡保護専用遮断器は、整定電流の1.2倍の電流で0.2秒以内に動作しないこと。
- 短絡保護専用遮断器の整定電流は、定格電流の13倍以下であること。
- 過負荷保護装置は、電動機が焼損するおそれがある過電流を生じた場合に、自動的にこれを遮断すること。
- 過電流遮断器として、過負荷保護装置と短絡保護専用遮断器を組み合わせて使用する装置は、専用の一の箱の中に収めること。
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この過去問の解説 (3件)
01
「電気設備の技術基準とその解釈」に対して、低圧電路に施設する過電流遮断器の性能等に関する問題です。
×
短絡保護専用遮断器は、定格電流の1倍の電流で自動的に動作しないこと。
また、整定電流の1.2倍の電流を通じた場合には、0.2秒以内に自動的に動作するようにします。
問題文の「動作しない」は誤りで、動作するが正解です。
〇
「電技解釈」の規定通りです。
〇
「電技解釈」の規定通りです。
〇
「電技解釈」の規定通りです。
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02
過電流遮断器の種類とその動作特性、および「電気設備の技術基準とその解釈」における規定についての理解が求められています。
不適切です。
短絡保護専用遮断器には、短絡電流が流れた際に迅速に動作し、電路を遮断することが求められます。
技術基準では、整定電流の1.2倍の電流を通じた場合において、0.2秒以内に自動的に動作することと記載があります。
適切です。
技術基準の記載通りの記述です。
短絡保護専用遮断器の整定電流は、過大な電流に対して適切に反応するように設定される必要があります。
適切です。
過負荷保護装置は電動機などの機器が過負荷により損傷を受けるのを防ぐために設計されています。
この装置には、過電流が発生した際に自動的に電路を遮断し、機器の安全を確保する役割があります。
適切です。
技術基準に、過負荷保護装置と短絡保護専用遮断器又は短絡保護専用ヒューズは、専用の1の箱の中に収めることと記載があります。
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03
低圧電路に施設する過電流遮断器の性能等に関する問題です。
✕ 誤りです。
短絡保護専用遮断器は、短絡電流のような大電流を遮断して回路を保護するものです。
定格電流では動作せず、整定電流の1.2倍の電流で0.2秒以内に動作することが必要です。
○ 正しいです。
短絡保護専用遮断器は、短絡電流のような大電流を遮断して回路を保護するものです。
短絡保護専用遮断器の整定電流は、定格電流の13倍以下であり、
かつ整定電流の1.2倍の電流で0.2秒以内に動作することが必要です。
○ 正しいです。
過負荷保護装置は、電動機の定格電流以下では動作せず、
電動機が焼損するおそれがある過電流(継続的な過電流)を生じた場合動作しますが、
始動電流のような一時的な過電流では動作しないことが必要です。
○ 正しいです。
過負荷保護装置と短絡保護専用遮断器は、どちらも過電流を制御するものですが、
二つで一体となって過電流からの保護を行いますので、
専用の一の箱の中に収めることが必要です。
過電流から回路を保護するものとして、過負荷保護と短絡保護の、
二種類があることを理解しましょう。
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