1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ロ 問25
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ロ 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
非常用の照明装置(照明設備)に関する記述として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
- 地下街の各構えの接する地下道の床面において、水平面照度で5lx以上を確保しなければならない。
- 照明器具(照明カバーその他照明器具に付属するものを含む。)のうち主要な部分は、難燃材料で造り、又は覆わなければならない。
- 予備電源と照明器具との電気配線に用いる電線は、600V二種ビニル絶縁電線その他これと同等以上の耐熱性を有するものとしなければならない。
- LEDランプを用いる場合は、常温下で床面において水平面照度で2lx以上を確保しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
非常用の照明装置(照明設備)に関する問題です。
非常用の照明装置は、建築基準法に規定があります。
その設置目的が、火災だけでなく、雷による停電や地震による停電など、建物の安全を広く確保する事にあるためです。
✕ 誤りです。
地下街の床面では、10lx以上が必要です。
〇 正しいです。
火災発生時でも一定の機能を維持するためです。
〇 正しいです。
火災発生時でも一定の機能を維持するためです。
〇 正しいです。
床面において、白熱電球は1lx以上、蛍光灯及びLED器具は2lx以上が必要です。
非常照明としては、LED器具の使用は認められていませんでしたが、近年では使用が認められるようになりました。
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02
地下街の照明基準、照明器具の材質要件、予備電源との電気配線基準、LEDランプ使用時の照度基準などについての理解が求められています。
不適切です。
建築基準法施工令にて、地下街の各構えの接する地下道の床面においては 10 lx 以上の照度を確保する必要がある旨の記載があります。
適切です。
照明器具の主要な部分は、火災時の安全性を確保するために難燃材料で造られるか、覆われる必要があります。
これにより、火災発生時の照明器具からの火の拡大を防ぐことができます。
適切です。
予備電源と照明器具との間の電気配線には、耐熱性を有する電線(例えば600V二種ビニル絶縁電線)を使用する必要があります。
これは、非常時における電気配線の安全性を確保するためです。
適切です。
LEDランプを用いる場合には建築基準法上、照度が2lx以上であることが求められます。
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03
「建築基準法」に対しての、非常用の照明装置(照明設備)に関する問題です。
×
非常用の照明設備の構造では、地下道の床面において 10 ルクス以上の照度を確保する必要があります。
(「地下道に設ける非常用照明の構造」建設省告示)
したがって、「水平面照度で5lx以上を確保」は、誤りで、10 lx です。
〇
「非常用の照明装置の構造方法を定める件」建設省告示第1の4の内容通りです。
〇
「非常用の照明装置の構造方法を定める件」建設省告示第2の4にある内容通りです。
〇
「非常用の照明装置の構造方法を定める件」建設省告示第4の1にある内容通りです。
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