1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午後 イ 問6
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午後 イ 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
品質管理に関する次の記述に該当する図等の名称として、適当なものはどれか。
「不良品等の発生個数や損失金額等を原因別に分類し、大きい順に左から並べて棒グラフとし、さらにこれらの大きさを順次累積した折れ線グラフで表した図」
「不良品等の発生個数や損失金額等を原因別に分類し、大きい順に左から並べて棒グラフとし、さらにこれらの大きさを順次累積した折れ線グラフで表した図」
- ヒストグラム
- レーダーチャート
- 管理図
- 特性要因図
- パレート図
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この過去問の解説 (3件)
01
品質管理方法に関する問題です。
出題される頻度が高い問題のため確実に覚えておきましょう。
不適切です。
ヒストグラムは、データを区間ごとに区切り、棒グラフと併せて表現します。
度数分布を視覚的に分かりやすく表現できます。
不適切です。
レーダーチャートは、多角形の中で複数項目の変化量を見るグラフです。
各項目の属性と主体性能を比較するために用いられます。
不適切です。
管理図は、品質のばらつきを分析・管理することを目的としたグラフです。
不適切です。
特性要因図は、特性の結果、要因の関係を統計的に表した図となります。
魚の骨のような形をしたグラフです。
適切です。
設問の内容はパレート図を指します。
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02
品質管理に使用するツールに関する問題です。
✕ 誤りです。
ヒストグラムは、縦軸に度数を、横軸に品質特性値をとったグラフです。
✕ 誤りです。
レーダーチャートは、バランスを見るためのグラフです。
✕ 誤りです。
管理図は、縦軸に管理特性値をとり、横軸に管理対象物をとったグラフです。
✕ 誤りです。
特性要因図は、問題となる特性とその原因の関係を、魚の骨のように表した図です。
〇 正しいです。
パレート図は、縦軸に件数を、横軸に具適合項目をとったグラフです。
品質管理に使用するツールには、QC 7つ道具や、新QC 7つ道具などと言われるものがあります。
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03
この問題は、品質管理においてよく使われる図の種類や特徴について理解しているかどうかを確認するものです。
ヒストグラムとは、データの分布状況や頻度を表すために、区間ごとにデータの個数や割合を棒グラフで示したものです。問題文の記述とは異なり、原因別に分類したり、折れ線グラフを併用したりすることはありません。したがって、この選択肢は不適当なものです。
レーダーチャートとは、複数の項目や要因について、それぞれの評価値や重要度などを多角形で表したものです。問題文の記述とは異なり、原因別に分類したり、棒グラフや折れ線グラフを使ったりすることはありません。したがって、この選択肢は不適当なものです。
管理図とは、製造工程が安定しているかを判断するために、品質のばらつきを分析・管理するためのグラフです。中心線と上下一対の管理限界線が引かれており、品質を表す点がそれらの範囲内に収まっているかどうかで品質管理を行います。問題文の記述とは異なり、原因別に分類したり、棒グラフや折れ線グラフを併用したりすることはありません。したがって、この選択肢は不適当なものです。
特性要因図とは、ある現象や問題に影響を与える主要な要因やその関係性を整理・分析するために使われる図です。魚の骨に似た形で表されることから魚骨図とも呼ばれます。問題文の記述とは異なり、原因別に分類したり、棒グラフや折れ線グラフを使ったりすることはありません。したがって、この選択肢は不適当なものです。
パレート図とは、不良品等の発生個数や損失金額等を原因別に分類し、大きい順に左から並べて棒グラフとし、さらにこれらの大きさを順次累積した折れ線グラフで表した図です。パレートの法則(80対20の法則)に基づいて重要な原因を優先的に改善するために使われます。問題文の記述と一致します。したがって、この選択肢が正しいものです。
図の名称とその定義や用途を正しく把握し図の形や構成要素を視覚的にイメージできることが重要です。
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