1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午後 ロ 問7
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午後 ロ 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
明り掘削の作業における、労働者の危険を防止するための措置に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
- 掘削作業によりガス導管が露出したので、つり防護を行った。
- 地山の掘削作業主任者が、器具及び工具を点検し、不良品を取り除いた。
- 砂からなる地山を手掘りで掘削するので、掘削面のこう配を35度とした。
- 土止め支保工を設けたので、14日ごとに点検を行い、異常を認めたときは直ちに補修した。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、掘削作業における労働安全衛生法の適用範囲と内容について理解しておく必要があります。
この選択肢の記述は正しいです。労働安全衛生法第110条第1項では、掘削作業によりガス導管が露出した場合は、火気を使用しないことや、つり防護を行うことなどを定めています。つり防護とは、ガス導管を支えるために、鋼索や鎖などで吊るすことです。
この選択肢の記述は正しいです。労働安全衛生法第109条第1項では、地山の掘削作業主任者が、器具及び工具の点検や整備を行うことを義務付けています。地山の掘削作業主任者とは、事業者が指名した、掘削作業の安全管理に責任を持つ人です。
この選択肢の記述は正しいです。労働安全衛生法第108条第1項では、砂からなる地山を手掘りで掘削する場合は、掘削面のこう配35度以下とすることが記載されています。
この選択肢の記述は不適切です。労働安全衛生法第107条第1項では、土止め支保工を設けた場合は、7日ごとに点検を行うことを定めています。土止め支保工とは、地山の崩落や流出を防止するために設ける柵や壁などの構造物です。7日ごとに点検することで、土止め支保工の劣化や破損を早期に発見し、補修することができます。
労働安全衛生法は、労働者の安全と健康を確保するために、事業者や労働者に対して様々な義務や措置を定めた法律です。掘削作業は、地下水やガスなどの地下資源を探査・採取するために、地面に穴を開ける作業です。掘削作業には、地山の崩落やガスの爆発などの危険が伴います。そのため、労働安全衛生法では、掘削作業に関する特別の規定を設けています。
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02
明り掘削の作業における、労働者の危険を防止するための措置に関する設問です。
正しいです。
設問の通り、措置を行うのが望ましいです。
その他にも、受け防護等の方法もあります。
正しいです。
設問の通り、作業主任者が作業前点検を行うことが望ましいです。
正しいです。
砂からなる地山を手掘りで掘削するので、掘削面のこう配を35度とすることは正しいです。
誤りです。
点検は14日ごとでなく、7日ごとに行う必要があります。
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03
明り掘削の作業における、労働者の危険を防止するための措置に関する問題です。
明り作業とは、地山の切土掘削、菅工事の布堀など屋外で行う掘削作業をいいます。
〇 正しいです。
明り掘削作業で露出したガス導管は、つり防護、受け防護等による防護を行い、または移設する等の措置が必要です。
〇 正しいです。
選択肢のとおりです。
〇 正しいです。
砂からなる地山を手堀りでする場合、掘削面の勾配35°又は高さ5m未満でなければなりません。
✕ 誤りです。
土止め支保工の点検は、7日を超えない期間ごとにしなければなりません。
掘削深さが1.5mを超える場合は、土留め工が必要です。
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