1級電気工事施工管理技士の過去問
令和6年度(2024年)
午前 ロ 問2

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年) 午前 ロ 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

変電所に用いられる保護継電器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 過電流継電器は、電流が整定値以上になった場合に動作するもので、短絡事故又は過負荷の検出に用いられる。
  • 不足電圧継電器は、電圧が整定値以下になった場合に動作するもので、短絡事故又は停電の検出に用いられる。
  • 比率差動継電器は、保護区間に流入する電流と保護区間から流出する電流の差により動作するもので、主に外部事故から機器を保護するために用いられる。
  • 距離継電器は、電圧と電流の比によって動作するもので、主に送電線保護用として用いられる。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当な記述は、比率差動継電器に関するものです。比率差動継電器は、保護区間に流入する電流と保護区間から流出する電流の差により動作するもので、主に内部事故から機器を保護するために用いられます

選択肢1. 過電流継電器は、電流が整定値以上になった場合に動作するもので、短絡事故又は過負荷の検出に用いられる。

過電流継電器:電流が整定値以上になった場合に動作し、短絡事故や過負荷の検出に用いられます。

選択肢2. 不足電圧継電器は、電圧が整定値以下になった場合に動作するもので、短絡事故又は停電の検出に用いられる。

不足電圧継電器:電圧が整定値以下になった場合に動作し、短絡事故や停電の検出に用いられます。

選択肢3. 比率差動継電器は、保護区間に流入する電流と保護区間から流出する電流の差により動作するもので、主に外部事故から機器を保護するために用いられる。

比率差動継電器 : 保護区間に流入する電流と保護区間から流出する電流の差により動作するもので、主に内部事故から機器を保護するために用いられます

 

まとめ

保護継電器の種類と役割

過電流継電器:電流が整定値以上になった場合に動作し、短絡事故や過負荷の検出に用いられます。

不足電圧継電器:電圧が整定値以下になった場合に動作し、短絡事故や停電の検出に用いられます。

比率差動継電器:保護区間に流入する電流と保護区間から流出する電流の差により動作し、主に内部事故から機器を保護するために用いられます。

距離継電器:電圧と電流の比によって動作し、主に送電線保護用として用いられます。

 

比率差動継電器の理解

内部事故の保護:比率差動継電器は、保護区間内での内部事故を検出し、機器を保護するために使用されます。外部事故ではなく、内部事故に対して動作する点が重要です。

 

各継電器の動作条件

過電流継電器:電流が設定値を超えたときに動作。

不足電圧継電器:電圧が設定値を下回ったときに動作。

比率差動継電器:保護区間内の電流差に基づいて動作。

距離継電器:電圧と電流の比に基づいて動作。

 

問題の解き方のポイント

問題文をよく読み、各継電器の役割と動作条件を正確に把握する。

比率差動継電器が内部事故に対して動作することを特に注意して覚える。

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