1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問23 (午前 ハ 問11)
問題文
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年) 問23(午前 ハ 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
- 転送遮断装置
- 逆電力リレー
- 短絡方向リレー
- 周波数低下リレー
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この過去問の解説 (1件)
01
高圧配電線路に連系する分散型電源の単独運転を防止するためには、適切な保護リレーの選定が不可欠です。単独運転が発生すると、電源が無負荷で運転することになり、設備の損傷や安全上の問題を引き起こす可能性があります。以下では、各保護リレーの機能と、その適用の適否について詳しく解説します。
転送遮断装置は、異常が発生した際に電源を遮断する機能を持っています。特に、単独運転を検出した場合には、連系を解除して電源を安全に切り離す役割を果たします。したがって、分散型電源の単独運転検出には適した装置です。
逆電力リレーは、発電機が負荷に対して逆に電力を流す場合(つまり、逆潮流が発生する場合)に作動します。これにより、単独運転を検出して電源を切り離すことができます。このリレーも、単独運転検出に適しています。
短絡方向リレーは、短絡事故の方向を検出するための装置です。主に短絡状態を判別するために使用されるため、単独運転の検出には不適当です。したがって、分散型電源の単独運転検出には不向きです。
周波数低下リレーは、周波数が設定値を下回った際に作動します。これにより、単独運転の兆候を捉えることができ、電源を遮断することが可能です。したがって、単独運転検出に適した装置です。
高圧配電線路に連系する分散型電源の単独運転を検出するためには、適切な保護リレーの選定が重要です。転送遮断装置、逆電力リレー、周波数低下リレーは、いずれも単独運転の検出に適していますが、短絡方向リレーは短絡事故の検出に特化しており、単独運転の検出には不適当です。このため、分散型電源の運用においては、短絡方向リレーの使用は避けるべきです
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