1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問39 (午前 ハ 問27)

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年) 問39(午前 ハ 問27) (訂正依頼・報告はこちら)

警報・呼出・表示・ナースコール設備に関する図記号と名称の組合せとして、「日本産業規格(JIS)」上、誤っているものはどれか。
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この過去問の解説 (1件)

01

電気設備の図面で使用される図記号は、JIS C 0303「電気用図記号」に規定されており、関係者間の共通認識を図る上で非常に重要です。本問題では、警報・呼出・表示・ナースコール設備に関連する図記号と名称の組み合わせの中から、JIS規格に合致しないものが問われています。以下、問題文で示された各組み合わせを検証し、JIS規格との相違点を明確に解説していきます。

選択肢1. 解答選択肢の画像

押しボタンは操作部と筐体を象徴的に表すシンプルな記号で表現されます。具体的には、単一の正方形または長方形の中に、操作部を表す黒丸が描かれています。この黒丸は、押しボタンを押す部分を表しています。

押しボタンを表す四角が二重になっています。この二重の表現は、JIS C 0303には規定されていません。そのため、この図記号は規格外の表記となります。

選択肢2. 解答選択肢の画像

ベルは音を発生させる機器の一つとして定義されており、その図記号は、鐘の形を簡略化した形で表されます。具体的には、上部に長方形または正方形の枠があり、その下部に半円または円で表される鐘の部分が描かれています。この図は、まさにその形状を表しています。

ベルは、電気信号を受けて機械的な打音を発する装置です。警報、合図、呼び出しなど、様々な用途で使用されます。

選択肢3. 解答選択肢の画像

ブザーが電気的な振動によって音を出す仕組みを象徴的に表しています。

警報用、時報用がありますので合わせて覚えておきましょう。

選択肢4. 解答選択肢の画像

画像に描かれているのは、長方形を縦に二分割し、さらにそれぞれを横に二分割した、合計四つの区画を持つ記号です。一般的に、向かって左上の区画と右下の区画が黒く塗りつぶされています。この記号全体で「警報盤」を表します。

まとめ

この問題を解くためには、JIS C 0303「構内電気設備の配線用図記号」を理解している必要があります。しかし、JIS C 0303には警報・呼出・表示・ナースコール設備に特化した図記号が網羅的に記載されているわけではありません。そのため、試験では基本的な記号と、それらを組み合わせた応用的な記号、そして業界で慣習的に使用されている記号などが問われる傾向にあります。

重要なポイント

JIS C 0303の基本記号: ベル、ブザー、押しボタン、表示灯などの基本的な記号は確実に覚えておく必要があります。

組み合わせ記号: 複数の機能を組み合わせた機器(例えば、押しボタンと表示灯が一体になったもの)の記号も出題される可能性があります。

慣習的な記号: JISに明記されていなくても、業界で広く使用されている記号(例えば、警報盤の記号)も知っておく必要があります。

 

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