2級電気工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
1 問6

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 1 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

2台の三相変圧器を並行運転する場合、変圧器の結線の組合せとして、不適当なものはどれか。
  • △-△結線 と △-△結線
  • Y-Y結線  と △-△結線
  • Y-Y結線  と Y-Y結線
  • △-△結線 と △-Y結線

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この過去問の解説 (3件)

01

変圧器を平行運転させるにはいくつかの条件がありますが。
平行運転を行ってよい組み合わせは
・Δ‐Δ結線とΔ‐Δ結線
・Y‐Y結線とY‐Y結線
・Δ‐Δ結線とY‐Y結線
・Δ‐Y結線とΔ‐Y結線
・Y‐Δ結線とY‐Δ結線
・Δ‐Y結線とY‐Δ結線

わかりやすい説明としては
同種・異種同士の結線の組み合わせは大丈夫で、同種と異種の結線を繋げると不適当な結線ということになります。
Δ‐Δ結線とY‐Δ結線やY‐Y結線とY‐Δ結線
という結線の仕方では事故につながる恐れがあるので間違いという事になります。

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02

正解は4です。

2台の三相変圧器を並行運転する場合、許される結線の組み合わせには以下のようなものがあります。
・ Δ-Δ 結線 と Δ-Δ 結線
・Y-Y 結線 と Y-Y 結線
・ Δ-Δ 結線 と Y-Y 結線
・ Δ-Y 結線 と Δ-Y 結線
・Y-Δ 結線 と Y-Δ 結線
・ Δ-Y 結線 と Y-Δ 結線

つまり、同種同士の組合わせ、異種同士の組合わせは許されます。

4 の Δ-Δ 結線 と Δ-Y 結線のように、同種と異種を組み合わせて並行運転をおこなうと事故につながります。

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03

変圧器の並行運転では、「極性・定格電圧・抵抗とリアクタンスの比・%インピーダンス」が一致している必要があります。

そして、三相変圧器の並行運転では、上記に加え、「電圧の角変位や相回転」が一致していなければなりません。

これは循環電流による焼損事故を防ぐために重要です。

このために同種同士(並行運転する2セットが全く同じ結線の組み合わせ)か、全く異なる(Y-Y結線 と Δ-Δ結線のような組み合わせ)である必要があります。

選択肢の、1、3 は同種同士の組み合わせであり、2 は全く異なる組み合わせであるため、他の条件をクリアすれば使用できます。

しかし、4 の組み合わせは使用してはなりません。 
よって、正解は、4 です。

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