2級電気工事施工管理技士の過去問
平成29年度(2017年)
2 問14
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成29年度(2017年) 2 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
変圧器の冷却方式に関する次の記述に該当するものとして、適当なものはどれか。
「変圧器内部の絶縁油の自然対流によって鉄心及び巻線に発生した熱を外箱に伝え、外箱からの放射と空気の自然対流によって熱を外気に放散させる方式」
「変圧器内部の絶縁油の自然対流によって鉄心及び巻線に発生した熱を外箱に伝え、外箱からの放射と空気の自然対流によって熱を外気に放散させる方式」
- 送油風冷式
- 送油自冷式
- 油入風冷式
- 油入自冷式
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、鉄心と巻線を絶縁油の入った筐体に収めた油入変圧器について扱っています。
油入変圧器では、鉄心や巻線に生じた熱は、絶縁油に伝えられ、その絶縁油が空気に熱を伝えることで冷却させます。
この絶縁油を強制的に循環させるのが「送油」、自然の対流にまかせるのを単に「油入」としています。
またファンを用いて空気をあてるのが「風冷」、自然の空気対流と放熱で冷やすのを「自冷」としています。
この問題では、絶縁油の自然対流・空気の自然対流とありますから、「油入・自冷」式となります。
よって、正解は、4 です。
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02
問いに「変圧器内部の絶縁油の自然対流によって」とありますので【1】【2】は当てはまりません。
【3】の油入風冷式ですがこれは外部から強制的にファンなどを当てて冷やす方式なのでこれも当てはまりません。
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03
問題で示されている変圧器の冷却方式では、内部の絶縁油は強制的な送油ではなく自然対流で循環して鉄心及び巻線の熱を外箱に伝え、外箱からの放射と風による強制冷却ではなく空気の自然対流で熱を放散させています。
したがって、4の「油入自冷式」です。
1と2は“送油”が不適当、3は“風冷”が不適当です。
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