2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)前期
3 問36

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)前期 3 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

架空送電線の鉄塔の組立工法として、不適当なものはどれか。
  • 台棒工法
  • 搬送工法
  • 移動式クレーンエ法
  • クライミングクレーンエ法

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この過去問の解説 (3件)

01

2 . 搬送工法は、鉄塔間に電線の延線・撤去工事に用いられる工法であるため、
設問の鉄塔組立に用いられる工法としては誤りです。

1 . 台棒工法は比較的小さな鉄塔に用いられる工法で
組立中の鉄塔頂上部に滑車付きの台棒を取り付け、
次に組み立てる部材を台棒で上部まで吊り上げ組み立てる工法です。

3 . 移動式クレーンエ法は鉄塔設置箇所まで自動車が入れる場所で、
移動式クレーンを用いて鉄塔を組み立てる工法です。

4 . クライミングクレーンエ法は移動式クレーンが使えない場所で、
クライミングクレーンを設置し、鉄塔を組立ていく工法です。
鉄塔が高くなるにつれクライミングクレーンの鉄柱を継ぎ足し、
クレーンを高くすることで、大規模な鉄塔の組立が可能となります。

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02

【2】搬送工法
は送電線路の設置工法ですので不適当であるといえます。

【1】台棒工法
従来型とも呼ばれています。
大型重機などが使用できない場所での組み立てに用いられます。

【3】移動式クレーン工法
鉄塔を組み立てる際にクレーンを置く場所や資材を置く場所が必要になるので、公道に近く尚且つ広い場所である事が前提ですが、高い鉄塔でも前準備や後片付けの手間が少なく施工できます。

【4】クライミングクレーンエ法
鉄塔の内部にせり上げ機構をもつクレーンを設置し、鉄塔を下から組み立てていく工法です。
移動式のクレーン等が入らない場所で高い鉄塔を組み立てる時に用いられます。

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03

正解は、2 です。

搬送工法とは、架空送電線を延線する際の工法の一つで、既に架線されている電線を支えつつ新たな延線を行なうものです。


他の、1・3・4 はいずれも架空送電線の鉄塔組立の工法です。

台棒工法は、既に組み上がった鉄塔下部を土台として、棒状のアームを伸ばし、次段の機材を運び上げる方法です。

移動式クレーン工法は、移動式クレーン(タイヤもしくは無限軌道を装着した自走できるクレーン)を利用した組立方法です。

クライミングクレーン工法は、小型クレーンを鉄塔の先端に設置し、次段の機材を運び上げる方法です。

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