2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)前期
5 問42
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)前期 5 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
金属線ぴ工事による低圧屋内配線に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、誤っているものはどれか。
ただし、使用電圧は100Vとし、線ぴは一種金属製線ぴとする。
ただし、使用電圧は100Vとし、線ぴは一種金属製線ぴとする。
- 電線を線ぴ内で接続して分岐した。
- 電線にビニル電線( IV )を使用した。
- 乾燥した点検できる隠ぺい場所に施設した。
- 線ぴの長さが4m以下なので、D種接地工事を省略した。
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この過去問の解説 (3件)
01
金属線ぴ工事とは、金属製の線ぴ(メタルモールやレースウェイ)を使う工事で、その金属製の線ぴの中に電線を通して配線する工事のことです。
金属線ぴの「ぴ」は、漢字では「樋」すなわち「とい」です。
一種金属製線ぴは「メタルモール」、二種金属製線ぴは「レースウェイ」とも呼ばれます。
一種線ぴ内では電線の接続はできません。また、線ぴの長さが 4 m 以下の場合にはD種接地工事を省略できます。
1 . 一種線ぴ内では電線の接続はできませんので、「電線を線ぴ内で接続して分岐した。」は誤りです。
2 . 電線にはビニル電線( IV )を使用します。○です。
3 . 乾燥した点検できる隠ぺい場所に施設します。○です。
4 . 線ぴの長さが 4 m 以下なので、D種接地工事は省略できます。○です。
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02
金属線ぴ工事として使用する配線は絶縁電線のみとなっており、
線ぴ内で結線・分岐をしてはなりません。
そのため、設問1.は不適切な施工となり誤りです。
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03
金属線ぴ内で電線の接続や分岐を行なうことはできません。
こうした規程は、接続箇所で漏電等の事故が生じた際に、原因究明に時間がかかることや、線ぴを通して予期しえない場所での感電事故を防ぐためです。
他の、2・3・4 は正しく述べています。
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