2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
3 問38
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 3 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 生コンクリートのスランプは、その数値が大きいほど流動性は大きい。
- コンクリートの強度は、圧縮強度を基準として表す。
- コンクリートのアルカリ性により、鉄筋の錆を防止する。
- コンクリートの耐久性は、水セメント比が大きいほど向上する。
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この過去問の解説 (3件)
01
水セメント比とは、コンクリートを構成する、水とセメントの配合比です。
分子に水の量を、分母にセメント量をおいて計算した%で表します。
つまりこの水セメント比が大きいということは、水の割合が多いということです。
水の量が過剰であれば、コンクリートは十分な強度や耐久性を保てません。
よって、「水セメント比が大きいほど耐久性が向上する」と述べているのが誤りです。
他の、1・2・3 は正しく述べています。
なおスランプとは、コンクリートが固まる前の流動性を表すものです。
1 にあるように数値が大きいほど流動性が大きい=軟らかい、ことを示しています。
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02
→水とセメントの割合が大きい=水が多いため耐久性が低下します。
1 . 生コンクリートのスランプは、その数値が大きいほど流動性は大きい。
→コンクリートのスランプとは、生コンクリートの柔らかさを示す数値のことで、スランプ値が高いほど流動性が大きく(柔らかく)なります。
2 . コンクリートの強度は、圧縮強度を基準として表す。
→コンクリートの強度を示す、圧縮強度とは、圧縮荷重に対する平米あたりの耐力「N/m㎡」です。
3 . コンクリートのアルカリ性により、鉄筋の錆を防止する。
→記載の通りです。
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03
1.生コンクリートのスランプは、その数値が大きいほど流動性は大きいです。○です。
2.コンクリートの強度は、圧縮強度を基準として表します。○です。
3.コンクリートのアルカリ性により、鉄筋の錆を防止します。○です。
4.コンクリートの耐久性は、水セメント比が小さいほど向上します。したがって不適当です。
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