2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
5 問50

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 5 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

電圧降下式の接地抵抗計による接地抵抗の測定に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 測定用補助接地棒(P,C)は、被測定接地極(E)を中心として両側に配置した。
  • 測定前に、接地端子箱内で機器側と接地極側の端子を切り離した。
  • 測定前に、接地抵抗計の電池の電圧を確認した。
  • 測定前に、地電圧が小さいことを確認した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1 .測定用補助接地棒(P,C)は、被測定接地極(E)を中心として両側に配置した。 → 不適当です。
接地抵抗を測定したい被測定接地極(E)から10mくらい離れたところに1つ目の補助接地極P(電圧用)を打ち込み、さらに被測定接地極Eと補助接地極P(電圧用)を結んだ一直線上のさらに10mくらい離れたところに、2つ目の補助接地極C(電流用)を打ち込みます。一直線上に「E」→「P」→「C」の順番になります。

2 .測定前に、接地端子箱内で機器側と接地極側の端子を切り離した。 → 適当です。
接地抵抗を測定するとき、接地電極に漏洩電流が流入しているため、接地電極に接続されている電気設備を外してから測定します。

3 .測定前に、接地抵抗計の電池の電圧を確認した。 → 適当です。
接地抵抗計の電池の電圧をチェックし、適切な電圧がない場合は交換が必要です。

4 .測定前に、地電圧が小さいことを確認した。 → 適当です。
接地抵抗を測定する前には、まず地電圧を測定し、周囲の影響等による電位上昇がないことを確認します。

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02

不適当なのは、1 です。

接地抵抗計は、被測定電極(E)と大地との間の抵抗を測るために使用します。

理論的には、まずE-C間に電圧を加え、その間に流れる電流=地中を流れる電流を求めます。
同時にE-P間に生じる電位差を測定することで電圧を求めます。

そして電圧÷電流の計算で、接地抵抗値を得ます。

もし、1 のようにE極の両側に配置してしまうと、電流と電圧の関わりが少なくなってしまい正しい測定ができません。
そのため、E-P-Cの順に、ほぼ直線上に配置しなければなりません。


他の、2・3・4 はいずれも正しい方法です。

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03

正解は 1 です。

1. E,P,Cの順に配置しないといけないので、記述の「測定用補助接地棒(P,C)は、被測定接地極(E)を中心として両側に配置した。」は不適当です。

2. 測定前に、接地端子箱内で機器側と接地極側の端子を切り離します。○です。

3. 測定前に、接地抵抗計の電池の電圧を確認します。○です。

4. 測定前に、地電圧が小さいことを確認します。○です。

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